肌断食の乾燥にワセリン「良い?悪い?」メリットから弱点まで徹底解説

肌断食で乾燥すると

「ワセリンだけはつけていい」

と思っている人が多いようです。

しかしながら、ワセリンは石油由来の成分のため、「お肌にはよくない」という意見も見られます。

この2つの意見を聞いて迷ってしまうようでは、自分に合った乾燥対策を見つけることができません。

そこでこのページでは、ワセリンについての基本知識から使い方、ワセリン以外の保湿方法などについてお伝えします。

肌断食社長

肌断食では、ワセリンしか使ってはいけないと思いがちですが、そんなことはありません。
肌断食研究所代表の私、加藤が解説します!

ワセリンの種類

ワセリンは、精製度の違いによって分類されます。

  1. 精製ワセリン(プロペト・サンホワイト
  2. 白色ワセリン
  3. 黄色ワセリン
1の精製ワセリンがもっとも精製度が高く、3の黄色ワセリンになるほど精製度が低く不純物が多くなります。

不純物が多くなるとお肌への刺激が懸念されることから、肌断食研究所では精製ワセリン(プロペト・サンホワイト)か白色ワセリンを使用することを推奨しています。

肌断食でワセリンが推奨される理由

ワセリンは、白色ワセリンやプロペトなどが病院でも処方されていることから、安全性の高さが際立ちます。

また、肌断食を広めた第一人者と言える医師の宇津木龍一先生(形成外科)が、著書の「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法で、ワセリンを推奨していることから、肌断食の保湿剤はワセリンという認識が広まりました。

だからといって、どんな肌質でも、どんなときでもワセリンが最適とはいえませんので、ワセリンをつける目的から確認しましょう。

ワセリンをつける目的

肌断食で乾燥を感じる場合、ワセリンをつけることは肌断食研究所もオススメしています。

しかしながらワセリンもスキンケア化粧品も、お肌に潤いを与えることが目的ではありません。

ワセリンの目的は、バリア機能が低下したお肌に強力な被膜をつくることで、バリア機能の補助をすることでお肌を守るためです。

肌断食社長

ワセリンを使用するのは、バリア機能が低下したときですから、バリア機能について簡潔にご説明します。

バリア機能を果たす自家保湿因子

バリア機能を果たす自家保湿因子

お肌の角質層には、天然保湿因子と細胞間脂質という2つの保湿成分が備わっています。

この2つの保湿成分の保湿力は、どんな高価な化粧品でも足元に及ばないと言われるほど優れており、人工的につくられた保湿剤であるスキンケア化粧品では代替えできません。

さらに角質層の表面には、皮脂膜という天然の保湿クリームが覆います。

この何重もの保湿成分が、バリア機能として「お肌を守る」ため、下記の役割を果たします。

  • 体内に異物が入ることを防ぐ
  • 雑菌から肌を守る
  • 紫外線のダメージを防ぐ
  • 体内の水分蒸発を防ぐ

バリア機能が低下すると肌トラブルに

バリア機能が低下すると肌トラブルに

バリア機能が低下したりバリアが壊れてしまうと、お肌は外的要因から守れなくなり、ダメージを受けたり刺激を感じるようになります。

その結果、肌荒れやニキビ、ときにはアレルギーの原因となってしまうことも。

逆にバリア機能が高まっていれば、肌トラブルになりにくい丈夫なお肌になります。

乾燥とはバリア機能が低下した状態

乾燥とはバリア機能が低下した状態

バリア機能とは、主にお肌に備わった保湿成分で構成されるため、バリア機能が低下した状態とは、この肌の保湿成分が不足している状態になります。

つまり、お肌に乾燥を感じるときは、バリア機能が低下しているのです。

また、乾燥した肌に保湿をすることは、潤いを与えていると思いがちですが、厳密には異なります。
では、なぜ肌断食では、乾燥した場合ワセリンが推奨されるのでしょうか?

ワセリンはお肌を守るため

ワセリンはお肌を守るため

ワセリンは、バリア機能が低下したお肌を外的刺激から「守るため」につけます。

お肌は皮脂や汗を出す排泄器官であり出口ですから、どんな保湿剤やスキンケア化粧品をつけても肌の潤いとして吸収されることはありません。

ワセリンでつくった強力な被膜は、外的刺激からお肌を保護することができます。

保護されたお肌は、外的刺激から守られながら保湿成分を作り出すことができるため、自然治癒力によって健康で潤った素肌に戻れます。

このように、保湿剤はお肌を守るためにつけますので、高価な美容クリームである必要はありません。

ワセリンのメリット

強力な被膜がお肌を守る

ワセリンは、とても強力なオイル成分であり、肌にしっかりとした被膜をつくることができます。
そのため、バリア機能が低下したお肌に塗ることで、外的刺激からお肌を守ることに優れています。

刺激が少ない

ワセリンは、スキンケア化粧品に使用されているような界面活性剤が入っていません。
そのため、お肌への刺激も少なく、お肌が弱い敏感肌の人でもやさしくお使いいただけます。

またワセリンには、アレルギーの心配がほぼないことも安心できる要因です。

お財布にやさしい

ワセリンは、数百円から比較的高価なサンホワイトでも千数百円程度で購入でき、スキンケア化粧品と比べるととても安価です。

そのため肌断食に取り組む方は、「化粧品代が安くなる」と喜ばれます。

ワセリンのデメリット

ベトベトした使用感

ワセリンは、とても強力な油成分であるため、使用感もベトベトしやすく好みが別れます。

大量につけると落ちにくい

ワセリンを大量につけると、通常の洗顔では落ちないことがしばしば起こります。
ワセリンが落ちないからと言って、クレンジング(メイク落とし)を使用したり洗浄力の強い石鹸や洗顔料を使用しないようにしましょう。

毛穴にフタをする

ワセリンの強力な被膜効果は、毛穴にしっかりとフタをしてしまうというデメリットがあります。
毛穴がフタをされると皮脂や汗を出すことができず、代謝ができなくなりますので、厚塗りしないようにしましょう。

毛穴詰まりの懸念

ワセリンが角栓などと混ざり合うと、毛穴詰まりを助長するすることがあります。
そのため毛穴でお悩みの人は、使用を控えるか薄つけを心がけましょう。

ワセリンの使い方

ワセリンの使い方

ワセリンは、乾燥を感じた時に、必要最小限の量をつけるようにします。
乾燥している箇所に、米粒ほどを薄く伸ばします。

(ワセリンを手で温めると伸びやすくなる)

気をつけることは、とにかく薄くつけること。

肌断食にはワセリンだけはいいと思って、べっとりと塗る人がいますが、毛穴詰まりの原因となりますので厚塗りはしないようにしましょう。

ファンデーション前の下地に

ワセリンをファンデーション前の下地に

肌断食では、ファンデーションなどのメイクをする場合、パウダーファンデーションを推奨しています。

素肌が潤っていれば、お肌に直にパウダーファンデーションをのせることができますが、乾燥していると化粧がのりません。

化粧がのらない時は、ワセリンを下地として薄くつけます。

また、パウダータイプの日焼け止めも同様で、ワセリンを薄くつけてからつけるとお肌にのりやすくなります。

▼肌断食のメイクに関して詳しくはこちら▼

肌断食中にどうしてもメイクをしたい!正しいお化粧とスキンケアとは

ワセリン以外の保湿法

ワセリン以外の保湿法

ワセリンは強力な油のため、ベトベトした使用感を好まない人もいますし、ワセリンを必要とするほど乾燥していないこともあります。

そのような時は、次のどちらかをオススメします。

オイルフリーの化粧水

少し乾燥を感じるというくらいの場合は、オイルフリーの化粧水のみにします。
オイルフリーであれば毛穴にフタをする心配もなく、界面活性剤も使用されていないものがほとんど。

配合成分は、セラミドとアミノ酸程度のシンプルな化粧水を選びましょう。

馬油

強い乾燥を感じるけどワセリンの使い心地が合わない、という場合は馬油がオススメです。

馬油は、人の皮脂に似ているため肌への負担も少なく、お肌に馴染みやすく使用感にも優れます。

肌断食社長

注意点は、馬油と記載されているスキンケア商品の中には、界面活性剤を使用したクリームもありますので、成分を確認して使用しましょう。

就寝前は素肌!夜だけ肌断食

就寝前は素肌!夜だけ肌断食

お肌は寝ている間に代謝し、健康な素肌に戻ります。
この夜の時間に毛穴が通っていることが、肌断食では何より大切です。

そのため、夜は何もつけない素肌で就寝します。
ワセリンは、毛穴にフタをすることで代謝を抑制してしまうため、夜はつけません。

夜の洗顔後に、つっぱり感が気になる場合は、オイルフリーの化粧水をはたく程度つけます。

オイルフリーの化粧水であれば、毛穴にフタをせず、肌の代謝を阻害しないためです。

▼初心者にオススメ「夜だけ肌断食」▼

いま話題の「夜だけ肌断食」とは?失敗しないオススメのやり方

【注意】ニキビには相性が悪い

ニキビや吹き出物は、オイル系化粧品と相性が悪く、強力な油であるワセリンとも相性がよくなく、ニキビを悪化させる可能性があります。

ニキビは、毛穴が詰まったところに皮脂が溜まり、アクネ菌などの異常繁殖などの炎症が起こった状態。

その毛穴にオイルでフタをしてしまうと、いつまで経っても毛穴詰まりが解消されず、さらにオイルと皮脂が混ざり合うと炎症に拍車をかけます。

ワセリン以外にも、スキンケア化粧品やファンデーションなどのメイクも、ニキビを悪化させる原因になりますので、ニキビに悩む方はなるべく素肌で過ごすようにしましょう。

また脂漏性皮膚炎も、オイル系の化粧品やワセリンは悪化させる原因となりますので、使用を控えることが推奨されています。

※ニキビや脂漏性皮膚炎でお悩みの方は、皮膚科専門医にご相談いただくことをオススメします

▼ニキビケアについて詳しくはこちら▼

肌断食でニキビは治る!?悪化する原因から使いたくない化粧品まで徹底解説

まとめ

ワセリンは、乾燥などのバリア機能が低下したときに使います。

またワセリンには、精製度によっていくつか種類があり、精製ワセリン(プロペト・サンホワイト)か白色ワセリンを選びます。

使用量は、必要最小限にとどめ、できる限り薄くつけることがポイントです。

また、パウダーファンデーションなどのメイクがのらないときは、ワセリンを下地として使用することも有効です。

ワセリンのメリットはこちら

  • 強力な被膜でお肌を守ること
  • 刺激が少ない
  • お財布にやさしい低価格
ワセリンのデメリットはこちら

  • ベトベトした使用感
  • 大量につけると落ちにくい
  • 毛穴にフタをして代謝を抑制する
  • 毛穴詰まりの懸念
また、ワセリンほどのカバー力が必要ない時や、ワセリンの使用感が好まない場合は、下記のワセリン以外の保湿剤を使用します。

  • オイルフリーの化粧水
  • 馬油
夜はお肌が代謝する時間になるため、ワセリンは使用せず、素肌で就寝します。
洗顔後のつっぱり感が気になる場合は、オイルフリーの化粧水を少量付けて就寝しましょう。

注意点は、ニキビや脂漏性皮膚炎には相性が悪いことです。

肌断食を行うことで、健康で潤った素肌を目指せます。

しかしながら乾燥を感じるときなどは、ワセリンなどを使用してお肌を守りながら、あなたに合った方法を見つけましょう。

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