「洗顔しない方が肌が綺麗になる」
「スキンケアしない方が肌が綺麗になる」
など、「しないこと」にフォーカスした美容法を採り入れる人が増えているようです。
なぜなら「しないこと」は、素肌本来の力を引き出す効果があるからです。
そこでこのページでは、「洗顔はしない方がいいのか?」というテーマに沿って、素肌の美しさを引き出すための洗顔法をお伝えします。
「○○の場合は洗顔しなくていいの?」など、弊社のお客様からよくご質問いただきます。
肌断食研究所代表の私、加藤がお答えします!
目次
洗顔しない方が肌が綺麗になるのか?
洗顔しない方が肌はキレイになるの?
答えは、NOです。
なぜなら、健康な素肌を保つためには、毛穴や肌表面を清潔に保つことが必要だからです。
- 皮脂や汗
- 老化角質
- 化粧品
- チリやホコリ
- 雑菌
これらが付着した状態が続くと、肌へ刺激を与えたりバリア機能が低下してしまい、肌トラブルを起こす可能性があります。
つまり、健康で美しい素肌作りには、肌を洗浄し、清潔に保ったほうがキレイになるのです。
洗顔は必要ですが、洗いすぎも洗いなさすぎもダメなのが洗顔の難しいところです。
つまり「適切な洗浄」が、肌をキレイに保ちます。
洗顔しない方がいい人はいるのか?
洗顔の必要性は理解したけど、洗顔しない方がいい人はいるの?
基本的にほとんどの人に洗顔は必要です。
なぜなら、健康な素肌作りには、肌(毛穴)を清潔に保つことが必要だからです。
バリア機能に障害が発生している場合などは、少しの洗浄でも負担になることがあるためです。
しかしながら、よく汗をかいたり、外部要因で肌に汚れが出た場合などは、水洗い程度は行った方がいいでしょう。
※肌に異常を感じている場合は、皮膚科専門医等にご相談いただくことをオススメします
「まったく洗顔をしない方がいい」というのはレアケース、という認識でいいでしょう。
洗顔しない方がニキビが治る?
「洗顔しない方がニキビが治る」と聞いたのですが、本当ですか?
ニキビ肌ほど、洗浄力がやさしい適切な洗顔が必要です。
ニキビは、詰まった毛穴に皮脂が溜まり、炎症が起こっています。
ニキビを予防し、ニキビの改善を求めるなら、余分な皮脂汚れや毛穴詰まりを取り除き、肌を清潔に保つことが必要です。
必要な皮脂まで取り除いてしまうと、肌は潤いを補おうとして皮脂を過剰分泌してしまい、ニキビを悪化させます。
洗浄力のやさしい洗顔が、ニキビ予防につながる「適切な洗顔」になります。
「洗顔をしない方がニキビが治る」のではなくて、「やさしい洗顔こそがニキビ予防になる」という認識を持ちましょう。
朝は洗顔しない方が肌が綺麗になる?
朝だけ、洗顔しない方が肌は綺麗になりますか?
健康で美しい素肌を目指すのなら、朝も洗顔することをオススメします!
なぜなら、肌は寝ている間に代謝し、皮脂や汗を出すからです。
しかしながら、皮脂や汗を放置すると酸化してしまい、肌へ刺激を与えてしまいます。
そのため、とくに毛穴やニキビ、皮脂汚れが気になる人は、朝も洗顔をすることを強くオススメします。
まれに「朝は洗顔しない方が調子がいい」という口コミを見かけますが、それは今までが洗浄力の強い洗顔料で洗いすぎになっていたと考えられます。
乾燥肌の人も、朝の洗顔は水洗い程度でもしたほうがいいでしょう。
毎日洗顔しない方がいいのか?
毎日、洗顔しない方がいいですか?
毎日、洗顔は必要です。
洗いすぎがよくないのは事実ですが、毎日の洗顔は必要です。
- クレンジング
- 洗顔料
- 石鹸
などの洗浄力が強いからです。
“皮脂膜を守りながら毛穴汚れを取り除く適切な洗顔”をすることが洗いすぎを防ぎ、健康で美しい素肌を作ります。
洗顔すると美容成分が浸透しやすくなる?
洗顔をすると、化粧水や美容液が浸透しやすくなるって聞いたのですが本当ですか?
答えは、NOです。
洗顔をして、化粧品の浸透性を高めるという考え方は非常に危険です。
なぜなら、肌にはバリア機能があり、外部の異物が体内に侵入することを防いでいるからです。
洗顔をすることで化粧品が浸透しやすくするという発想は、バリア機能を低下させて(壁を壊して)、入ってはいけないゾーンに化粧品の成分を届けるという考え方になります。
バリア機能が高まった状態こそが健康で美しい肌を保ちますが、自らバリア機能を低下させて異物である化粧品を肌に浸透させるのは、素肌の健康を脅かす非常に危険な行為です。
バリア機能より中に異物が入ると、肌荒れや吹き出物を引き起こしたり、ときにはアレルギーの発症にもつながります。
バリア機能を高めることがスキンケアの本質なのに、化粧品を浸透させるために洗顔でバリア機能を低下させるのは愚の骨頂です。
ついでながら、美容クリニックで有名な高須クリニックの院長も、美容成分は浸透しないと明言していますよ。
Q.ヒアルロン酸を肌から吸収して、体内のヒアルロン酸が増えてお肌ぷるぷるになる……みたいなイメージがあるんですけど。
A.「いえ、吸収はしません。
肌には、外の刺激から体を守る“バリア機能”がありますから。そう簡単に外のものを吸収したら、大変なことになっちゃいます」引用元: 【“コスメで美肌”は本当か? 美容法のウソを高須院長がぶっちゃける】高須クリニック院長・高須克弥 - 女子SPA!
女性は洗顔しない方がいいのか?
女性は、皮脂が少なく乾燥しやすいから、洗顔はしない方がいいって聞いたのですが、本当ですか?
女性にも、洗顔は必要です。
とくに女性は、スキンケア化粧品やメイクを使っていることが多いため、洗顔は必要です。
人工的な汚れである化粧品は、毛穴詰まりやバリア機能の低下をもたらし、肌トラブルの元になります。
- 皮脂や汗
- 老化角質
- チリやホコリ
- 雑菌
などの汚れは発生するため、やさしい洗顔はしたほうがいいでしょう。
男性は洗顔しない方がいいのか?
男性は、洗顔しない方がいいですか?
男性にも、洗顔は必要です。
男性も、化粧品を使っていなくても、皮脂や汗、ホコリや雑菌などの汚れは発生します。
ときどき「洗顔料も石鹸も使ったことがない」という美肌の男性がいますが、まったく顔を洗わないわけではありません。
「お水だけで洗顔をしている」という意味がほとんどです。
このパターンは、子どもの頃から水だけの洗顔を続けてきた人に多く、水だけの洗顔という長年の習慣により、洗顔料などを使わなくても健康な肌が保てるように調節されています。
肌悩みによっては洗顔しない方がいいのか?
肌悩みによって、洗顔をしない方がいいケースはありますか?
どんな肌悩みがあっても、洗顔することをオススメします。
なぜなら、健康な素肌作りには、必要な潤いを残しつつ、毛穴をきれいに保つことが必要だからです。
それでは、肌質別に見ていきましょう。
脂性肌
オイリーな脂性肌の場合も、毎日の洗顔は必要です。
なぜなら、過剰に分泌された皮脂が酸化すると肌へ刺激を与え、ニキビなどの原因になるからです。
しかしながら、オイリーだからといって、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料(石鹸)の使用は禁物。
皮脂を取りすぎると、肌は不足分を補おうとして過剰に皮脂を出してしまい、脂性肌が改善するどころか悪化してしまいます。
脂性肌の場合は、徐々に洗浄力を下げ、皮脂が過剰に分泌されない環境を作ることで少しずつ皮脂バランスが整います。
敏感肌(赤ら顔)
敏感肌(赤ら顔)も、洗顔することをオススメします。
しかしながら刺激にならないように、とくにやさしい洗浄力の洗顔をする必要があります。
外部刺激から守る力が低下しているため、少しの刺激で赤くなったり、痒みがでたり、吹き出物が出たりします。
このように敏感肌とは、刺激に弱いため、肌に異物を付着させたくはありません。
そのため、洗顔をすることで異物を洗い流し、肌を清潔に保つことが必要なのです。
敏感肌(赤ら顔)でお悩みの場合は、メイクなどの化粧品も刺激になるため、なるべく使いたくありません。
ノーメイクであれば、水だけの洗顔でいいケースもありますので、肌の調子を見ながら洗浄力を調整しましょう。
乾燥肌
乾燥肌も、やさしい洗顔を行ったほうがいいでしょう。
- クレンジングや洗顔料によるバリア機能の低下
- スキンケア化粧品による代謝の低下
- ファンデーションなどのメイクによる肌への刺激
が、肌を乾燥させる原因になっていることがよくあります。
肌が乾燥する人は、
- やさしい洗浄力の洗顔を使用し
- 過剰な保湿をやめて
- 肌にやさしい化粧品を選ぶ
ことで、乾燥肌が改善することがよくあります。
つまり、元々の肌質が乾燥肌ではなく、間違ったスキンケアをしているために肌が乾燥してしているパターンがよくあるのです。
洗顔をしないとどうなる?
洗顔をしないとどうなりますか?
洗顔をしないと毛穴が詰まって角栓ができたり、皮脂汚れによってニキビができやすくなったり、肌荒れを起こすことがあります。
まったく洗顔をしないのは、肌の汚れからさまざまな肌トラブルを引き起こす恐れがあります。
とくに”化粧品を使う人が洗顔をしない”のは、現実的ではありません。
また、乾燥肌の人も洗顔をしないと、剥がれ落ちるはずの老化角質が毛穴に詰まり、角栓になってしまいますので洗顔は必要です。
素肌の健康を保つためにも、適切な洗顔を行いましょう。
一部の例外を除いて、「洗顔はした方がいい」ということです。
それでは、オススメの洗顔方法をご紹介します!
正しい洗顔のポイント
正しい洗顔のポイントは
- 毛穴をキレイに保ち
- 必要な潤いを肌に残す
の2つです。
つまり、毛穴をきれいにすることと洗いすぎないことが大切なポイントであり、どの肌質の人にも共通した大切な要素になります。
【NG】クレンジング
クレンジング(メイク落とし)は、メイクを落とすだけでなく、肌の保湿成分までそぎ落としてしまうほどの洗浄力があり、洗いすぎになるため使用を控えましょう。
肌の保湿成分とは、バリア機能を構成する大切な役割を担っています。
保湿成分をそぎ落としてしまうと、乾燥するだけでなく、外的刺激にも弱い敏感肌になってしまいます。
クレンジングは、必要な潤いを肌に残せないどころか、肌の潤いを奪ってしまうのでNGです。
クレンジングを使わないためにも、メイクはお湯や石鹸で落とせるものを使用しましょう。
【NG】洗顔料
市販の洗顔料は、洗浄力が強いものが多く、肌の潤いを残せないため洗いすぎです。
洗顔料に含まれる合成界面活性剤は、生分解されないため、肌に残った微量の合成界面活性剤が、皮脂を取り続けてバリア機能を壊します。
これが、洗顔後に時間とともに肌がつっぱってくる原因の一つです。
【▲】石鹸
石鹸は、やさしい洗浄力と思っている人が多いようですが、洗浄力が強いものが多く、洗いすぎになることがしばしばあります。
※一部例外はあります
とくに純石鹸(無添加石鹸)は、洗浄成分のみで作られているため、非常に洗浄力が強いため注意が必要です。
石鹸のメリットは、肌に残存しても界面活性作用(洗浄作用)はなくなることで、その点においては低刺激といえます。
※石鹸は生分解されます
しかしながら、石鹸も界面活性剤であるため、肌の保湿成分である細胞間脂質や皮脂などを取り除きますので、なるべく使わない方がいいでしょう。
【▲】ぬるま湯(お水)だけ
皮脂などの自然発生する汚れは、ぬるま湯だけで大部分を落とせるため、ぬるま湯の洗顔だけでいいことはしばしばあります。
またぬるま湯洗顔は、必要な潤いが残るため、洗いすぎにはならないこともメリットです。
- 化粧品を使わないこと
- 皮脂が残りすぎることで、肌トラブルになるリスクがあること
- 毛穴汚れが取りきれない場合があること
を、理解して行う必要があります。
また、クレンジングや洗顔料を使ってきた人が、ぬるま湯だけの洗顔に切り替えると、洗浄力を落としすぎたことにより皮脂や毛穴汚れが取り切れません。
皮脂が過剰に残りすぎると、ニキビや脂漏性皮膚炎になる可能性があります。
また、毛穴詰まりにより角栓が発生することもあります。
ぬるま湯だけの洗顔は、洗わなさすぎになってしまうリスクがあるのです。
ぬるま湯だけの洗顔は、今まで
- 化粧品をあまり使っていない人
- 洗浄力のやさしい洗顔をしてきた人
- 毛穴詰まりがない人
の3つの条件をクリアできている人には、オススメできます。
が、実際には、そのような人は少数だと感じています。
【◎】美容ソルトの洗顔料
手前味噌ではありますが、当サイトを運営する肌断食研究所では、
- 毛穴をキレイに保ち
- 必要な潤いを肌に残す
ために、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)を開発・販売しています。
- 塩の浸透圧で、泡では取れない毛穴汚れを取る
- 必要な皮脂を残してくれる
- 美容成分配合で敏感肌の方もやさしく洗顔できる
“うつくしお(美塩)”は、洗浄成分に美容ソルトを配合することで、塩の浸透圧で泡では取れない毛穴汚れを引っ張り出します。
また、界面活性剤を使用していないため、必要な皮脂を肌の表面に残します。
さらにプラセンタやコラーゲン、トレハロースなどの美容成分を配合しており、洗浄による刺激を和らげるため、敏感肌の方にもやさしく洗顔できます。
洗顔は、美容の基本です。
肌に悩む人は、まずは洗顔を見なおすことをオススメします。
洗顔の注意点
洗顔の注意点をご紹介します。
肌を強くこすらない
肌を強くこすることは、NGです。
なぜなら、肌の構造を壊してしまったり、保湿成分をそぎ取ってしまうからです。
また、洗顔時だけでなく、メイクやスキンケアの際も肌を強くこすらないようにしましょう。
洗いすぎない(1日2回まで)
脂性肌やニキビ肌の人は、皮脂が気になるあまり1日に3〜4回も洗顔をしてしまう人がいますが、洗顔は1日2回までにしましょう。
やさしい洗顔料を使用していたとしても、1日に3〜4回も洗顔するのは洗いすぎです。
洗いすぎは、バリア機能を低下させるだけでなく皮脂の過剰分泌につながり、ニキビや吹き出物の原因となります。
拭き取りは負担大
拭き取るタイプのメイク落としは、強力な洗浄力の界面活性作用を肌に塗り込む行為であり、肌への負担が非常に大きいため控えましょう。
さらに拭き取りクレンジングは、肌の保湿成分をそぎ落とすと同時にこする害も合わさるため、もっとも負担の大きい行為です。
肌の構造を壊しかねませんので、拭き取りはやめましょう。
すすぎの温度は30〜33度のぬるま湯
肌の温度より高いお湯は、肌の保湿成分を溶かしてしまいバリア機能を低下させます。
そのため、すすぎのお湯の温度は、人肌よりも低い30〜33度ほどのぬるま湯にしましょう。
※35度は超えないようにしてください
朝の洗顔方法
朝は、皮脂汚れやニキビ、毛穴汚れが気になる方は美容ソルトの洗顔料“うつくしお(美塩)”を使用します。
しかしながら、夜にスキンケア化粧品をつけない「夜だけ肌断食」をしている場合は、化粧品汚れがないため、水洗いでいい場合もあります。
朝の洗顔は、美容ソルトを使用するのか水洗顔にするのか、お肌の調子を見て選べばいいでしょう。
洗顔の見なおしと同時に、スキンケアも見なおされることをオススメします。
ぜひ、“夜だけ肌断食”をはじめることをオススメします!
まとめ
健康で美しい素肌を保つためには、やさしい洗顔が必要です。
「洗顔をしない方が肌が綺麗になる」ということはありません。
- 皮脂や汗
- 老化角質
- 化粧品
- チリやホコリ
- 雑菌
などがあり、これらが付着した状態が続くと、肌への刺激やバリア機能の低下してしまうことで、肌トラブルを起こす可能性があるからです。
また洗顔をしないと、皮脂が酸化して肌へ刺激を与えたり、ニキビや脂漏性皮膚炎になるリスクが増えたり、毛穴詰まりが発生するリスクも増加します。
やはり、健康で美しい素肌作りには、適切な洗顔が必要です。
-
c
- 毛穴をキレイに保ち
- 必要な潤いを肌に残す
この2点は、どの肌質の人にも共通する洗顔のポイントです。
一般的に使われているクレンジングや洗顔料、石鹸などは、洗浄力が強いため、汚れ以外にも肌の保湿成分までそぎ取ってしまい、バリア機能を低下させたり肌の構造を壊してしまいます。
そこでオススメしたいのが、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)です。
- 塩の浸透圧で、泡では取れない毛穴汚れを取る
- 必要な皮脂を残してくれる
- 美容成分配合で敏感肌の方もやさしく洗顔できる
つまり“うつくしお(美塩)”は、「毛穴をキレイに保ち」「洗いすぎない適度な洗浄」を実現した洗顔料です。
スキンケアの基本は、毎日の洗顔です。
肌にやさしい洗顔を採り入れましょう。
そして、スキンケアの見なおしも同時に行うと効果的です。
過剰なスキンケアは肌の力を低下させるため、化粧品に頼らない美容法の「夜だけ肌断食」を行うことをオススメします。
ぜひ、肌にやさしい環境を作り、健康で美しい素肌を目指しましょう!
加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役
2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。
詳しくは、運営者情報と運営者ポリシーや、創業秘話を御覧ください。