バリア機能を高める肌断食|敏感肌や乾燥肌を克服する秘訣

健康な素肌作りに欠かせないキーワード「バリア機能」。

「乾燥する」
「毛穴が目立つ」
「敏感肌で肌が弱い」

これらは、バリア機能の低下が大きく関わっています。

逆に、健康な美肌になるためには、バリア機能を高めることが欠かせません。

しかしながら、化粧品によるバリア機能の低下が原因で、肌トラブルに悩んでいる人が跡を絶ちません。

そこでこのページでは、バリア機能について分かりやすく解説し、バリア機能を低下させる原因からバリア機能を高めるスキンケア法である肌断食についてお伝えします。

肌断食社長

健康で美しい肌を作る秘訣は、バリア機能を高めることと言っても過言ではありません。
肌断食研究所代表の、私、加藤が分かりやすく解説します!

バリア機能とは

バリア機能とは、皮膚表面の角層(角質層)が担っており、主に2つ役割があります。

  1. 外部の異物が体内に入らないようにすること
  2. 体内の水分が蒸発しないようにすること

つまりバリア機能とは、外部の異物が中に入らないように、体内の水分が外に出ないように、外側と内側の境界線の役割をはたしています。

肌断食社長

バリア機能は、健康美肌を作る上でとっても大切になりますので、まずは皮膚の構造についてご説明します!

皮膚の構造

皮膚の構造

皮膚は、上から3つの層に分かれます。

  1. 表皮
  2. 真皮
  3. 皮下組織
この3層の中で、日々のスキンケアでポイントになるのは表皮になり、表皮は更に4つに分かれます。

表皮は4層に分かれる

  1. 角層(角質層)
  2. 顆粒層
  3. 有棘層
  4. 基底層

健康な美肌を作るうえでポイントとなるのは、一番上の角層(角質層)です。

なぜなら、角層がバリア機能の役割をはたしているからです。

バリア機能とは角層のこと

バリア機能とは角層のこと

もっとも再表面の角層が、バリア機能としての役割を担っています。

バリアといっても、角層の厚みはわずか0.02mm。
食品ラップほどの薄さです。

その角層には、2つの天然の保湿成分があり、この保湿成分が角質細胞の隙間を埋めるように敷き詰められることで、異物の侵入を防いでいます。

つまり、素肌の保湿成分が多ければ多いほど、隙間がなくなることで守る力が強くなり、バリア機能が高まっているといえるのです。

肌は、角層のバリアによって肌トラブルを防ぎ、美しい肌を保っています。

肌断食社長

現在、あなたが行っているスキンケアは、バリア機能を高めていますか?
逆に、バリア機能を低下させていませんか?

天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質

天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質

角層には、天然保湿因子(NMF)細胞間脂質と言われる2つの天然の保湿成分が含まれます。

この2つの保湿成分は、どんな高価な化粧品も足元に及ばないほどの保湿力を有します。

つまり、最高の美容クリームは、すでに素肌に備わっているので、素肌の保湿成分を活かせばいいのです。

天然保湿因子(NMF)

天然保湿因子(NMF)とは、角層内の水分保持の重要な役割を担っており、成分の多くはアミノ酸が占めます。

※Natural Moisturizing Factor

細胞間脂質

細胞間脂質とは、角質細胞どうしの隙間を埋めるように敷き詰められており、セラミドが主成分です。

水溶性の天然保湿因子と、油性の細胞間脂質が角層に敷き詰められることにより、肌は高い保湿力を保持します。

同時に、外部の異物が体内に入り込むことを防ぐことができ、外的刺激からも守ることができるのです。

つまり、自分の素肌の力で潤うことができれば、見た目の美しさはもちろん、肌トラブルになりにくい肌になります。

肌断食社長

この天然保湿因子と細胞間脂質の保湿力は、人工的な油分である化粧品では、とても代替えできるものではありません。
バリア機能が高まれば、きれいになってトラブル知らずの一石二鳥です!

皮脂膜

皮脂膜

皮脂膜とは、皮脂(油分)と汗(水分)が混ざりあったもので、角層の上を薄く覆います。

皮脂膜は保湿としての役割だけでなく、皮膚常在菌の作用により弱酸性に保つことで、病原菌などの微生物から守る役割もはたしています。

※大半の病原菌などの微生物は、中性〜弱アルカリ性を好み、この適正値を外れると繁殖は抑制されます

つまり肌は、角層内部の保湿成分「天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質」と、角層表面を覆う「皮脂膜」のダブルで保湿しながら、外的要因から肌を守っているのです。

肌断食社長

こんな奇跡ともいえるほど素晴らしい肌の力を、しっかりと活かさないわけにはいけませんよね。

ターンオーバーで肌が作られる

ターンオーバーで肌が作られる

肌の細胞は、表皮の一番下の層である基底層で作られ、細胞分裂をしながら押し上げられ、再表面の角層になった後に垢となって剥がれ落ち、皮膚としての役目を終えます。

肌の保湿成分である天然保湿因子と細胞間脂質は、角層の下の顆粒層で作られます。

この肌が作られる代謝サイクルをターンオーバーといい、約28日ほどで新たな細胞が入れ替わるのです。

また、ターンオーバーが正常に働いている肌は、常に保湿成分に満たされた細胞が角層に送り込まれるため、バリア機能が高まった状態が作られます。

しかしながら、外的刺激や過剰なスキンケアなどによってターンオーバーが乱れると、保湿成分が枯渇した未熟な角層になってしまい、バリア機能が低下します。

肌断食社長

素肌の保湿成分は、肌が自然と作り出してくれますので、化粧品で補えばいいというのは間違いです。

スキンケアに頼れば頼るほど素肌は乾燥して、化粧品が手放せなくなりますよ。

▼ターンオーバーについて詳しくはこちら▼

【心配無用】肌断食の皮むけ|肌断食がターンオーバーを促進する理由

バリア機能が低下した肌

バリア機能が低下した肌

バリア機能が低下した肌は、外的刺激に非常に弱く、肌トラブルになりやすい状態です。

明らかな肌トラブル以外にも、バリア機能が低下するとこのような症状があらわれます。

■バリア機能が低下した肌

  • 乾燥
  • 毛穴の黒ずみ
  • ニキビ
  • くすみ
  • 敏感肌

バリア機能を低下させる原因

1.クレンジング・洗顔料

市販のクレンジングや洗顔料は、とても洗浄力が強く、メイクや皮脂汚れを取るだけでなく、肌の保湿成分まで取り除いてしまいます。

とくにクレンジングは、メイクを分解するだけの強い洗浄力があるため、毎日使用すると肌の構造まで壊すことがあるのです。

また、純石鹸も洗浄力が強いため、必要な皮脂まで取り除いてしますので注意してください。

2.化粧品

化粧品には、合成界面活性剤が使用されます。
合成界面活性剤は、素肌の油分・水分と混ざり合おうとして、肌の潤いを奪ってしまいます。

また、肌はけっして吸収器官ではありません。
油分や水分を出す排出器官(出口)です。

化粧品をつけることは、毛穴(出口)にフタをする行為なので、皮脂を出す力を弱めてしまいます。

3.お湯

肌温より高いお湯は、肌の保湿成分が溶け出してしまうため、バリア機能を低下させます。

そのため、洗顔のすすぎは肌温より低いぬるま湯(30〜33度くらい)で行いましょう。

また、お風呂の温度が高すぎたり(40度以下を推奨)、長風呂もバリア機能を低下させる原因になりますので、乾燥を感じる場合はお湯の温度と入浴時間もチェックしてください。

その他、手荒れをしやすい人は、手洗いや食器洗いのすすぎをお水かぬるま湯にすることで、手荒れ予防ができます。

肌断食社長

お湯でなくても、長時間、肌が濡れているとバリア機能が低下します。
そのため手荒れが酷い人は、お料理するときも調理用手袋をして、なるべく手を水で濡らさないようにしてください。

4.寒暖差

バリア機能を低下させる原因として意外と知られていないのが、寒暖差です。

秋口から肌が乾燥しやすくなる原因は、空気の乾燥と思っている人が多いようですが、実際には寒暖差によってバリア機能が低下していることが大きな原因です。

季節の変わり目など、寒暖差が大きくなると体調を崩しやすいように、肌も温度変化に対応できなくなり、バリア機能が低下します。

5.紫外線

長時間紫外線を浴びると、シミやシワの原因になることは知られていますが、バリア機能も低下します。

しかしながら20分以内の日光浴などは、若返りのビタミンとも言われるビタミンDを生成するため、適度な紫外線はプラスに働きます。

日常生活においては、紫外線の害よりも日焼け止めによる害が上回ることがありますので、正しい紫外線対策をしましょう。

▼正しい紫外線対策▼

6.摩擦

肌を擦ることは、バリア機能を低下させる典型例です。

とくに、クレンジングや洗顔料、クリームなどの化粧品には合成界面活性剤が含まれるため、これらの使用時に肌を強く擦ると肌の保湿成分まで削ぎ取ってしまう可能性があります。

しかしながら、肌をまったく擦ってはいけないという極論ではなく、強く擦ったり、長時間マスクをつけるような慢性的な摩擦は刺激になるということです。

7.マスク荒れ

マスクによってバリア機能が低下し、肌荒れを起こす人が増えています。

マスク荒れの原因は、主にこの3つです。

  • 抗菌剤
  • 擦れ
  • 蒸れ
マスク荒れを予防するために、次の3点すべてを満たすマスクがオススメです。

  1. マスクを手洗いをして抗菌剤を落とす
  2. 擦れを防ぐために顔にフィットするマスクを試す
  3. スポーツタイプなど通気性のいいマスクを選ぶ

8.体調不良(精神的ストレス)

体調が悪くなったり、ストレスが溜まると肌にも影響します。

そのため、バランスのいい食事・適度な運動・十分な睡眠・ストレス発散は、美容に繋がりますので、できる範囲で行いましょう。

敏感肌はバリア機能の低下が原因

敏感肌はバリア機能の低下が原因

敏感肌とは、バリア機能が低下し、異物が肌に触れると赤みやかゆみ、湿疹などができる状態のことをいいます。

つまり、バリア機能だけでは肌を守れない、とても脆弱な状態が敏感肌です。

肌断食研究所のお客様へのアンケートより、1/3以上の人が敏感肌と回答しており、その多さには目を見張ります。

しかしながら、バリア機能を低下させる原因が、日常的に使用しているクレンジングや洗顔料、化粧品などが原因であることを知らない人がほとんど。

日々のスキンケアが皮膚の構造を壊してしまい、気づいたときには慢性的な敏感肌になってしまっているようです。

化粧品が合わない人は要注意

「化粧品が合わなくなった」という声をよく聞きますが、それらの多くは、その化粧品の刺激に肌が耐えられなくなったからです。

つまり、肌のバリア機能が低下しているため、肌が拒否反応を示しているのです。

そこで肌に合う化粧品を探すことを繰り返してしまうと、ますます肌を痛めてしまい、負の連鎖に陥ります。

「化粧品が合わなくなってきた」と感じたときは、肌の状態が悪くなっているということを自覚し、バリア機能を高めるスキンケアに移行しましょう。

あなたの肌はどのタイプ?
  1. 何をしても大丈夫な肌が強い人
  2. トラブルがちの肌が弱い人
  3. 乾燥を感じる程度の普通肌
1.何をしても大丈夫な肌が強い人

世の中にまったくの病気知らずの人がいるように、肌も非常に強い人がいます。
そのような人は、どれだけ化粧品を使っても肌トラブルになりません。

2.トラブルがちの肌が弱い人

すぐに赤みや痒みがでる人は肌がとても弱いので、たくさんの化粧品を使うことができません。

このような人は、もともと肌が弱いことを自覚しているので、化粧品に頼って改善したいと思っている人は少ないようです。

3.乾燥を感じる程度の普通肌

最後に、「とくに大きなトラブルはないけれど、乾燥を感じる程度」の人は、年齢とともに化粧品の量や種類を増やすことで、あたかも潤った肌かのようにごまかすことができます。

このパターンが怖いのは、ある一定のところまでいってしまうと、バリア機能が限界を迎えて、突然、肌が悲鳴をあげることです。

しかしながら、今まで化粧品を使うことが当たり前になっていると、化粧品以外の解決策を考えることができず、コスメジプシーに陥って肌の状態を悪化させてしまいます。

肌断食社長

今、主流になっているスキンケアは、本来、入らないところに化粧水やクリームを塗り込んだり、クレンジングや洗顔料でバリア(保湿成分)を削ぎ取っているのです。

そりゃ、肌も悲鳴をあげますよね。。。

敏感肌はアレルギーに注意

敏感肌は、アレルギー発症のリスクを高めます。

通常、栄養を摂るために食事をしますが、口から入ったものは免疫が作られやすいという特徴があります。

しかしながら、皮膚は外部の異物が体内に入らないようにブロックする役割なので(けっして入口ではない)、バリア機能を通過して異物が体内に入ると免疫が作られず、アレルギーを発症しやすくなるのです。

そのため、敏感肌の人は、肌につけるものはとくに注意しましょう。

異物が角質層のさらに奥まで侵入した場合に、アレルギー性皮膚炎をおこす可能性がある。
肌に何かをつける行為は、常にアレルギーを引き起こす可能性をはらんでいます。

特に、食物が含まれたものを肌につけることは、重篤な食物アレルギーを引き起こしかねないため、可能な限り避けたほうがいでしょう。

バリア機能を高める肌断食

バリア機能を高める肌断食

肌断食とは、化粧品に頼らないことで素肌本来の力を引き出す、バリア機能を高める美容法です。

バリア機能が高まった角層には、天然保湿因子(アミノ酸)と細胞間脂質(セラミド)という2つの保湿成分が満たされます。

バリア機能を高めるために、外部からセラミドなどの保湿成分を補給すればいいと考えるのは非常に短絡的。

なぜなら、素肌の保湿成分は外部から補給するものではなく、自らの新陳代謝(ターンオーバー)で作り出し、素肌の健康を維持するように作られているからです。

素肌の保湿成分を最大限に活かすには、化粧品に頼ってはいけません。

化粧品に頼らない、素肌の力を引き出す美容法として、肌断食というスキンケア法をご紹介します。

まずは夜だけ肌断食からはじめる

オススメの方法は「夜だけ肌断食」

夜だけ肌断食とは、夜は何もつけない素肌で就寝する肌断食のやり方です。
まずは、夜から肌断食に取り組むことをオススメします。

バリア機能が修復されるまでには時間がかかるため、徐々にスキンケアを減らしていくことがムリなく継続できるコツです。

焦らずに、少しずつお肌の力を取り戻しましょう。

夜は素肌で就寝することが重要

お肌は、寝ている間に代謝します。
夜に毛穴が通っていることで油分や水分を引き出し、翌朝はしっとりした素肌に戻ります。

肌断食の効果を高めるためには、夜の代謝を毎晩繰り返すことが何より大切。

つまり夜だけ肌断食は、スキンケアとしてもっとも重要なポイントを押さえた方法なのです。

肌断食社長

つけることがスキンケアではなく、引き算がスキンケアの基本です。
バリア機能も徐々に高まってきますよ!

日中のスキンケアは徐々に減らす

スキンケア化粧品に頼ってきた肌は、肌の保湿成分を作り出す力が低下しています。

そのため日中は、すべてのスキンケアをやめるのではなく徐々に減らします。
目安は、1ヶ月後に1種類までに減らせれば合格です。

はじめにムリをすると、今までとのギャップが大きくなるため、お肌への負担だけでなく精神的なストレスも大きくなるので注意しましょう。

▼夜だけ肌断食について詳しくはこちら▼

【初心者必読】夜だけ肌断食の失敗しないオススメのやり方

バリア機能が高まった肌とは

バリア機能が高まった肌とは

バリア機能が高まると、さまざまな素晴らしいメリットがあります。

肌トラブルになりにくい

バリア機能が高まった肌とは、文字通り守る力が強い肌です。

守る力が優秀であれば、肌トラブルになりにくくなります。

ふっくらとしたキメができる

バリア機能が高まった肌とは、素肌の保湿成分がたっぷりと蓄えられた肌です。

保湿成分が蓄えられると角層に厚みが出ることで、ふっくらとしたキメができます。

毛穴が目立たない

バリア機能が高まりふっくらとしたキメができると、毛穴がキメで隠れるようになり、毛穴が目立たなくなります。

逆にバリア機能が低下した肌は、肌が薄くなっているため毛穴が顕になり目立ちます。

透明感がでる

バリア機能が高まるとキメが整い、皮丘の膨らみが光を反射することで、透明感が出て白く見えるようになります。

宝石が光の反射で輝くように、肌も同じように美しく映えるのです。

乾燥しない

バリア機能を構成する大部分は、天然の保湿成分です。

そのため、「バリア機能が高まる=肌の保湿成分が満たされた状態」なので、バリア機能が高まった肌は乾燥しません。

紫外線に強くなる

バリア機能が高まると、紫外線をブロックする力も高まります。

しかしながら、長時間の紫外線照射はダメージを受けますので気をつけましょう。

水が弾く

「水を弾く子供の肌」は、バリア機能がしっかりと働いた肌です。

逆に、水を吸収してしまう肌は、バリア機能が低下した肌です。

肌断食社長

ピチピチのお肌を目指すなら、バリアはしっかりしてほしいので、化粧水は吸収してほしくないですね。

美容成分は浸透するのか?

バリア機能を学ぶと、「美容成分が肌に浸透する」という化粧品会社の広告に矛盾を感じるのではないでしょうか?

肌には、外界の異物をブロックする役割がありますので、本来、浸透しないはずですし、浸透してはいけないはずです。

しかしながら、スキンケア化粧品の広告には、よく”奥まで浸透”と書いていますよね?

これには、消費者がダマされやすいテクニックが隠されています。

美容は浸透しない

この小さく「※浸透とは角層まで」という表記を見たことはありますでしょうか?

肌にはバリア機能があるため、化粧品が届くのは再表面の角層までです。

そのため、化粧品の影響の範囲は角層までと、薬機法にも定められています。

“浸透”と書く場合は、と必ず「角層まで」と書かないといけないのですが、その表示があまりにも小さかったり、”浸透”と書いている箇所とは離れているところに表示していることが多いため、消費者はなかなか気がつきません。

つまり、化粧品会社はウソはついていないけど、消費者が勘違いをしてしまうような宣伝広告をしているのです。
あなたは、この事実を知っていて化粧品を使っていますでしょうか?

角層は外からの微生物や有害物質だけでなく、水の侵入さえも防ぐバリアである。

肌断食社長

バリアである角層を通り過ぎて、人体に作用するような成分は、化粧品ではなくて「医薬品(お薬)」になります。

医薬品(お薬)になると効果は認められますが、副作用もあります。

つまり化粧品とは、角層までの作用で効果も軽微だけど副作用の心配も少ない、あくまで趣向品の域のものという定義です。

角質細胞とは死んだ細胞

角質細胞とは、核のない死んだ細胞です。

ターンオーバーによって新たなに生み出された細胞は、しっかりと保湿成分を蓄えて押し上げられますが、再表面の角層までくると細胞には核がなくなります。

つまり、「死んだ細胞が、中の生きた細胞を守る」という構造になっているのです。

角質とは死んだ細胞

そして、化粧品が届くのは角層まで。
言い換えると、死んだ細胞までです。

高価な美容液も、芸能人が広告塔のクリームも、届くのは角層までです。

あなたは、それでも化粧品に頼り続けますか?

乾燥を感じるときはワセリンを

乾燥を感じるときはワセリン

順調にスキンケア化粧品を減らせたら、保湿はワセリンに切り替えます。

ワセリンをオススメする理由は、肌への刺激がほとんどない保湿剤だからです。

スキンケア化粧品には、合成界面活性剤が使用されていたりと肌への負担が懸念されますので、頃合いをみてワセリンにしましょう。

そして、バリア機能が高まって乾燥を感じなくなってきたら、ワセリンの量を減らし、最終的には何もつけないようにします。

▼ワセリンについて詳しくはこちら▼

肌断食の乾燥にワセリン「良い?悪い?」メリットから弱点まで徹底解説

まとめ

バリア機能とは、皮膚の表面上の角層(角質層)が担っており、主に2つ役割があります。

  1. 外部の異物が体内に入らないようにすること
  2. 体内の水分が蒸発しないようにすること
角層には、天然保湿因子(NMF)細胞間脂質と言われる2つの天然の保湿成分が含まれます。

この2つの保湿成分は、どんな高価な化粧品も足元に及ばないほどの保湿力があり、さらに皮脂膜が角層の上を薄く覆います。

つまり、最高の美容クリームは、すでに素肌に備わっているのです。

バリア機能が低下すると、さまざまな肌トラブルになりやすいだけでなく、このような症状も出やすくなります。

■バリア機能が低下した肌

  • 乾燥する
  • 毛穴が黒ずむ
  • ニキビ
  • くすむ
  • 敏感肌
■バリア機能を低下させる原因

  • クレンジング・洗顔料
  • 化粧品
  • お湯
  • 寒暖差
  • 紫外線
  • 摩擦
  • マスク
  • 体調不良(精神的ストレス)

敏感肌とは、バリア機能の低下した典型例です。

また敏感肌は、アレルギー発症のリスクも高まります。
そのため、敏感肌の人は、肌につけるものはとくに注意しましょう。

■バリア機能を高める美容法「肌断食」

肌断食とは、化粧品に頼らずに素肌本来の力を引き出す美容法です。

まずは 夜から肌断食に取り組み、徐々にスキンケアを減らしていくことで、少しずつお肌の力を取り戻します。

最終的には、素肌の保湿成分だけで潤った素肌になるため、スキンケア化粧品に頼らなくてもよくなります。

■バリア機能が高まった肌

  • 肌トラブルになりにくい
  • ふっくらとしたキメができる
  • 毛穴が目立たない
  • 肌に透明感がでる
  • 乾燥しない
  • 紫外線に強くなる
  • 水を弾く

美容成分は、肌の奥までは浸透せず、再表面の角層までです。

バリア機能を知らない人は浸透してほしいと思うかもしれませんが、むしろバリア機能である角層を壊してまで浸透してほしくありません。

素肌の保湿成分は自らの代謝で作られますので、素肌の力を活かす肌断食に取り組みましょう。

必ず、素肌のよさを実感していただけると思います。

ご不安な方は、私たち 肌断食研究所がお肌のサポートをさせていただきます!!

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当記事の執筆者

加藤憲吾(丸)

加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役

2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。

詳しくは、運営者情報と運営者ポリシーや、創業秘話を御覧ください。