「髪にハリやコシを出したい」
「頭皮のベタつきが気になる」
「頭皮にかゆみがある」
「髪にツヤがほしい」
という人は、塩シャンプーがオススメです。
なぜなら塩シャンプーは、美髪に必要な毛穴汚れの除去に優れており、かつ、髪に必要な潤いを残してくれるからです。
そこでこのページでは、美容ソルト(塩)を専門に扱う肌断食研究所が、塩シャンプーのやり方についてお伝えします。
塩シャンプーは、「自分に合うシャンプーがない」という人にも、ぜひチャレンジしていただきたい洗髪法です。
肌断食研究所代表の私、加藤が解説します!
目次
塩シャンプーとは
塩シャンプーとは、文字通り塩を使ったシャンプーのやり方です。
「塩でシャンプーをする」と聞くと、戸惑われるかもしれませんが、そもそもの話をすると“塩は生命の源”です。
その証拠に、生物は海から生まれました。
母親のお腹の中にいる赤ちゃんは羊水で包まれていますが、羊水も塩分を含みます。
つまり、生物は塩に守られているのです。
これは、肌トラブルに海水浴療法が太古から常識として行われてきたことに通じます。
つまり塩は、肌の洗浄に非常に相性がいいのです。
塩と聞くと、刺激があると思われがちですが、実は肌に非常にやさしいですよ。
肌トラブルや頭皮トラブルでお悩みの人は、ぜひ原点回帰と思って、塩シャンプーをしてみてください。
塩シャンプーの効果
塩シャンプーの効果は
- 毛穴洗浄
- 髪のハリやコシ
- 臭いの予防
- フケの予防
- 天然のトリートメント効果
などが期待できます。
1.毛穴洗浄
塩シャンプーは、塩の浸透圧により毛穴に詰まった汚れを引っ張り出します。
そのため、毛穴の洗浄効果に非常に優れています。
毛穴の脂が気になる人や、頭皮にベタつきを感じる人にも非常にオススメです。
2.髪のハリやコシ
毛穴がキレイになると、毛が太くなり、髪にハリやコシが出てきます。
そのため、細毛や薄毛でお悩みの人や、ボリュームが出ない人に非常にオススメです。
3.臭いの予防
塩シャンプーで、もっとも効果が期待できるのは毛穴洗浄です。
毛穴に詰まった脂が酸化するとイヤな臭いが発生しますが、塩シャンプーで毛穴をキレイに保つことで頭皮の臭いを予防できます。
塩は、市販のシャンプーでは落としきれない汚れを落とすからこそ、臭いの予防にもつながります。
4.フケの予防
塩シャンプーは、界面活性剤を使用していないこともあり、非常にマイルドな洗浄力のため必要な潤いを残してくれます。
そのため、頭皮の乾燥を防ぎ、フケの予防になります。
市販のシャンプーは洗浄力が強すぎるため、頭皮の乾燥やフケの原因となるのです。
5.天然のトリートメント効果
皮脂は、毛をコーティングし、髪にツヤを出して滑らかに保つ役割があります。
塩シャンプーは、出てきた皮脂を髪に馴染ませれば髪にツヤを与えるため、天然のトリートメントになります。
トリートメントを使わずに、しなやかな髪がつくられるのです。
オススメの塩は「うつくしお(美塩)」
手前味噌ではありますが、当サイトを運営する肌断食研究所では、美容ソルト「うつくしお(美塩)」を販売しています。
- 塩の角が、丸くなっているため頭皮(肌)を傷つけない
- 髪や肌を乾燥させる“にがり”を除去しているため、洗い上がりの乾燥を防ぐ
- 美容成分配合で、敏感肌の人もやさしく洗髪し潤いを与える
つまりうつくしお(美塩)は、塩のいいところだけを残すように作られた肌や頭皮専用の美容ソルトなのです。
塩シャンプーの作り方
塩シャンプーの塩は、うつくしお(美塩)を使います。
- うつくしお(美塩)を500円玉ほど容器(容器のフタでもOK)に取り、水で薄めます
- 塩の粒は多少残っているくらいで大丈夫
- 頭皮全体にかけます
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シャンプーに塩を混ぜるのは、塩のいいところがなくなりますのでやめてくださいね。
塩シャンプーのやり方
- ブラッシングして、髪についたホコリ等を取ります
- ぬるま湯で予備洗いをします
- 濡れた頭皮に、水で溶いた美容ソルトうつくしお(美塩)を頭皮全体に行き渡るようにかけます
- 頭皮を指の腹でマッサージし、皮脂と混ざりあった美容ソルトを髪に伸ばします
- 2〜3分ほど置いておきます
- お湯でしっかりとすすぎます
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ブラッシングすることで、髪に付着したホコリや頭皮の余分な脂を落とせるからです。
また塩シャンプーは、毎日行っても大丈夫。
シャンプー代わりにすることで、髪にハリやコシ、自然なツヤもでてきます。
お湯で落ちない整髪料をお使いの場合は、整髪料をシャンプーや石鹸で落としてから、塩シャンプーするようにしてください。
髪がきしむときの対処法
塩シャンプーは、市販のシャンプーのようにシリコンやポリマーなどの髪のコーティング剤は入っていません。
そのため、髪がきしむことがあります。
- 皮脂を髪全体に伸ばす
- 水で薄めたクエン酸をつける
- トリートメントを使用するときは毛先だけ
きしみを感じる場合は、1→2→3の順番で試してみてください。
1.皮脂を髪全体に伸ばす
もっともオススメな方法は、頭皮をマッサージしたときに出てきた皮脂を、髪全体に伸ばすことです。
なぜなら皮脂は、髪のキューティクルを閉じさせると同時に潤いとツヤを与え、切れ毛などを防ぐ役割があるからです。
つまり、皮脂には天然のトリートメント効果があり、髪全体に伸ばすことで髪にツヤを与えます。
皮脂は弱酸性であり、洗浄によりアルカリに傾いた髪を、しなやかな髪に戻してくれますよ。
2.水で薄めたクエン酸をつくる
髪にきしみを感じるのは、髪がアルカリ性に傾きキューティクルが開くことが原因です。
皮脂を伸ばしてもきしむ場合は、水で薄めたクエン酸を髪全体に塗り、数分ほど放置した後に洗い流します。
クエン酸は、酸性のためキューティクルを閉じさせる効果があり、トリートメントの代わりになります。
3.トリートメントを使用するときは毛先だけ
塩シャンプーをする場合は、なるべく
- 皮脂を髪全体に伸ばす
- 水で薄めたクエン酸をつける
だけで、髪のケアをしたいのが本音です。
トリートメントによって髪がサラサラになるのは、シリコンやポリマー素材が髪の毛をコーティングするからです。
シリコンなどのコーティング剤は、 毛の根本にまで塗ってしまうと毛穴詰まりの原因になります。
また、トリートメントに使われる陽イオン界面活性剤は、刺激が強いため、なるべく肌や頭皮は避けて毛先だけにつけましょう。
塩シャンプーへの移行手順
市販のシャンプーでの洗髪は、頭皮の洗いすぎになっています。
頭皮の洗いすぎは、頭皮へ刺激を与えるだけではなく、皮脂の過剰分泌を誘発します。
頭皮に脂っぽさが残る場合は、既存のシャンプーと塩シャンプーを交互に行うなどして、ゆっくりと塩シャンプーに切り替えていきます。
とくに、頭皮は皮脂が多いため、少しずつ時間をかけて皮脂バランスが整いますので、焦らずにゆっくりと移行していきましょう
塩シャンプーのデメリット
塩シャンプーには、デメリットもあります。
- 整髪料が落とせない
- 泡立たないため洗いにくい
- 皮脂が過剰分泌している場合、取り切れないことがある
- 効果を実感するまでには、時間をかけることが必要
- 市販の塩(食塩)を使うと髪がパサパサになる
また、塩シャンプーは、けっして即効性を求めるのではありません。
根本からよくするためのアプローチになりますので、最低でも半年以上の長期視点で取り組むようにしましょう。
土壌(頭皮)の環境がよくなることで、いい作物(髪)が育ちます。
将来の美髪のために、まずは土台作りの時間に充てましょう!
市販の塩には、にがりが含まれているものが多く、にがりは肌や髪をパサパサに乾燥させるので注意が必要です。
にがりは、タンパク質を凝固させる性質があります。
たとえば、豆腐はにがりで固まりますが、肌も髪もタンパク質なので、にがりが豊富に入った塩などは肌や髪をパサパサに固めてしまいます。
海水浴で、「海から出たら髪がパサパサ」というのは、海水に含まれるにがりが原因です。
湯シャンと塩シャン、どっちがいい?
湯シャンとは、お湯のみで洗髪し、シャンプーも塩も使わないやり方です。
湯シャンは、医師の宇津木龍一先生(美容皮膚科・形成外科)が、著書「シャンプーをやめると、髪が増える。抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! 」で紹介しており、塩シャンプーと通じるものがあり、根本的な考え方は共通します。
塩シャンプーと湯シャンに共通する考え方とは、「市販のシャンプーは洗浄力が強すぎて洗いすぎになっていて、適切な洗浄力にまで下げるべき」ということです。
- 頭皮の乾燥
- 乾燥によるフケ
- 髪の毛のダメージ
- 皮脂の過剰分泌
- 臭い
これらを解決し、 適切な洗浄により健康な頭皮や髪の毛を作るという目的は、湯シャンも塩シャンプーも同じです。
しかしながら湯シャンには、塩シャンプーにない弱点があります。
湯シャンの弱点
湯シャンの弱点は、ときに「洗わなさすぎになってしまう」ことです。
本来、 人の肌(頭皮)が健康を保つためには、市販のシャンプーやボディーソープ、洗顔料などの界面活性剤や石鹸は必要ありません。
皮脂汚れは、お湯だけでも落とせるため、十分に清潔な頭皮(肌)が保てるからです。
皮脂が過剰分泌していると湯シャンでは取り切れず、 毛穴トラブルや脂漏性皮膚炎などの肌トラブルを引き起こすことがしばしばあるのです。
これは、シャンプーと湯シャンの洗浄力の差が大きすぎるのが原因。
急激な変化に、肌(頭皮)が対応できないことによって起こりますので、 洗浄力は緩やかに弱めることをオススメします。
徐々に洗浄力を落とすという観点からも、塩シャンプーがオススメできます。
塩シャンプーは、湯シャンの弱点を補ってくれる洗髪法だからです。
まとめ
塩シャンプーには、次のような効果を期待できます。
- 毛穴洗浄
- 髪のハリやコシ
- 頭皮の臭い
- フケの予防
- 天然のトリートメント効果
- 塩の角が、丸くなっているため頭皮(肌)を傷つけない
- 髪や肌を乾燥させる“にがり”を除去しているため、洗い上がりの乾燥を防ぐ
- 美容成分配合で、敏感肌の人もやさしく洗髪し潤いを与える
塩シャンプーの作り方はこちら。
- うつくしお(美塩)を500円玉ほど容器(フタでOK)に取り、水で薄めます
- 塩の粒は多少残っているくらいで大丈夫
- 頭皮全体にかけます
- ブラッシングして、髪についたホコリ等を取ります
- ぬるま湯で予備洗いをします
- 濡れた頭皮に、水で溶いた美容ソルトうつくしお(美塩)を頭皮全体に行き渡るようにかけます
- 頭皮を指の腹でマッサージし、皮脂と混ざりあった美容ソルトを髪に伸ばします
- 2〜3分ほど置いておきます
- お湯でしっかりとすすぎます
塩シャンプーでは、髪がきしむときの対処法はコチラです。
- 皮脂を髪全体に伸ばす
- 水で薄めたクエン酸をつける
- トリートメントを使用するときは毛先だけ
すべてを同時に試すのではなく、1→2→3の順番で試して、ご自身に合ったやり方を見つけます。
ぜひ、スッキリシャッキリできる塩シャンプーをお試しください!
加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役
2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。
詳しくは、運営者情報と運営者ポリシーや、創業秘話を御覧ください。