肌断食をはじめた方から、
「角栓や毛穴詰まりが気になる…」
「すごく乾燥する…」
という声があります。
- 毛穴をなんとかしたい
- 乾燥しない肌になりたい
- 楽にきれいになりたい
- 素肌の力を取り戻したい
と思って肌断食を始めたのにも関わらず、明らかに失敗している声が目立ちます。
毛穴が詰まっていると皮脂が出てこないため、肌は乾燥し、角栓ができやすくなります。
しかしながら、肌断食が失敗する原因は、正しい洗顔をすることで解決できます。
そこでこのページでは、正しい洗顔方法や注意点などを詳しく解説します。

肌断食研究所は、洗顔が専門分野です。
代表の私、加藤が説明します!!
目次
肌断食の目的とは?
あなたは、肌断食の目的を明確にもっていますか?
肌断食の目的は、健康な素肌になることです。
- ふっくらとしたキメが整う
- 毛穴が目立たない
- 素肌の水分や油分だけで潤う
- 肌に透明感がでる
などが、健康な素肌の特徴です。
健康な素肌は、バリア機能が高まり肌トラブルにもなりにくいという、まさに理想の状態と言えます。
しかしながら間違った洗顔をすると、毛穴や乾燥、ニキビに悩み続け、理想とかけ離れてしまいます。
クレンジングをやめましょう
肌断食を行うなら、絶対に守っていただきたい第一のルールです。
つまりお肌は、クレンジングと化粧品の『ダブルパンチ』を浴びている状態なのです。

クレンジングをやめるだけで、お肌の調子が良くなることがあります。
まずは、クレンジングをやめることから始めましょう!!
お肌の保湿成分を落とさない
毎日クレンジングを使っていては、いくら化粧品で保湿したとしても乾燥し、バリア機能を高めることができません。
水だけ洗顔と石鹸洗顔
肌断食では、水だけの洗顔か、純石鹸の洗顔がいいと言われています。
しかしながら、それぞれのメリットとデメリットがありますので紹介します。
水だけ洗顔のメリット
水だけ洗顔のメリットは、とくに大きなトラブルがなければ水ですすぐだけで問題ないことです。
皮脂などの自然発生する汚れのほとんどは、お水やお湯で落とせます。
そのため毛穴詰まりがなければ、水洗顔だけで健康な肌が維持できるのです。
当サイトを運営する肌断食研究所も、この見解は正しいと考えています。

当社のお客様の中には、美容ソルトの洗顔料を使用した後、ノーファンデ生活になられ、水だけ洗顔のみになった方もいますよ!!
もちろん、とてもきれいな健康な素肌をされています!
水だけ洗顔のデメリット
化粧品を使っていると、お水だけでは落とせないためです。
化粧品をまったく使用しないというのは、肌断食を始めたばかりの初心者にはハードルが高いのではないでしょうか。
その他、皮脂の分泌が多い方は、脂漏性皮膚炎やニキビになりやすいというリスクもあります。

水だけの洗顔は、はじめから取り組むにはハードルが高いため、上級者向けと考えましょう。
純石鹸のメリット
純石鹸のメリットは、合成界面活性剤が入っていないことです。
最近は、合成界面活性剤や発泡剤を配合している石鹸が多いため、”純”石鹸であれば、その心配はありません。
石鹸は、多少の洗い残しがあったとしても肌の上で分解されて、洗浄力が時間とともに失われるため(生分解される)、洗い残しによる害のリスクが低くなります。
〜合成界面活性剤をオススメしない理由〜
合成界面活性剤は、生分解されないという特徴があります。
「生分解しない」を別の言い方にすると、「土に帰らない」ということです。たとえば洗い残しがあると、肌に残った合成界面活性剤が肌の脂を取り続けてしまいます。
合成界面活性剤が、バリア機能を破壊するとよく言われるのは、生分解されないのが大きな理由のひとつです。
ついでながら、市販の洗顔料や化粧品に「石油系界面活性剤不使用」という表記の製品がありますが、決して界面活性剤が入っていないという表記ではありません。
「石油系」の界面活性剤が使われていないだけで、界面活性剤は使用されています。
化粧品は、勘違いをしやすい表記が多いので注意しましょう。
純石鹸のデメリット
純石鹸のデメリットは、洗浄成分(石鹸素地)のみで作るため、洗浄力が強いことです。
合成界面活性剤を使用した洗顔料と比べると、肌に優しい石鹸が多いのは事実ですが、洗顔後に強いツッパリを感じたり、日に日に乾燥がひどくなることがあります。
肌断食をはじめたばかりの方は、バリア機能が低下していたり自らの油分を出す力が弱っていたりしますので、純石鹸で強い乾燥を感じた場合は使用を控えるようにしましょう。
〜石鹸の原料でも洗浄力に強弱が出ます〜
石鹸の原料が、牛脂やヤシ油、パーム油であれば洗浄力が強いという特徴があります。
市販されている石鹸によく使用されている原料です。また洗浄力が高い石鹸や洗顔料は、泡立ちがいいという特徴がありますので、泡立ちがいい石鹸は要注意です。
泡立ちがいい=優しいは、まったくの誤解です!!
肌断食には美容ソルトの洗顔がオススメ
手前味噌ながら、当サイトを運営している肌断食研究所は、美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)」を販売し、肌断食をする方にオススメしています。
美容ソルトは、水だけ洗顔や石鹸洗顔のデメリットを解消した洗顔料です。
うつくしお(美塩)のメリット
- 必要な皮脂を残してくれる
- 泡では取れない毛穴汚れが浸透圧で取れる
- 美容成分配合で敏感肌の方もやさしく洗顔できる
さらにプラセンタやコラーゲン、トレハロースなどの容成分を配合することで洗浄による刺激を和らげながら、泡では取れない毛穴詰まりを、塩の浸透圧により取り除きます。
つまり美容ソルトは、肌断食の失敗原因である「毛穴や乾燥」を解決する洗顔なのです。

肌断食を行う際は、自信をもって美容ソルトの洗顔料「うつくしお」をオススメします!!
〜毛穴に詰まりやすい化粧品の成分〜
ノンシリコンという言葉はご存知でしょうか?シャンプーやトリートメントで聞いたかもしれませんが、シリコンはさまざまな化粧品にも使われています。
シリコンは、水にも油にも溶けないという性質があります。
シリコンを配合すると、汗や皮脂によるメイク崩れがしにくくなり、肌にツヤがでますが、毛穴に詰まると取り除くのが難しいのがデメリットです。
美容ソルトの洗顔料のデメリット
- 肌ダメージがあるとピリピリしみる
- 塩への抵抗感や認知度が低い
- メイクが落ちない
とくに過剰に化粧品に頼られてきた方ほどバリア機能が低下しているため、外的要因が刺激となり、肌にダメージがあります。
つまり肌断食初期には、塩がしみてしまう方が多いのです。

バリア機能が高まるにつれてピリピリしなくなりますので、健康な素肌になるための通過点と思ってくださいね。
〜食用のお塩は要注意〜
食用のお塩を使用する場合は、注意が必要です。
食用塩は塩の結晶がお肌を傷つけたり、塩に含まれるニガリが肌を乾燥させるからです。美塩に使用されている美容ソルトは、肌を傷つけないように角丸になっており、乾燥させる原因のニガリを100%取り除いています。
つまり美容ソルトは、お肌専用に加工しています。
メイクをする方は釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸
”釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸”は、洗浄力がとても優しくお肌への負担が少ないからです。
(美容ソルトは、界面活性剤を使用していないためメイクを落とせません)
馬油は人間の皮脂にも近いと言われ、マイルドな洗浄力が特徴です。
メイクを必要とする方は、馬油の石鹸でさっとメイクオフした後に、美容ソルトの洗顔を使用するようにしてください。
※メイクは、石鹸で落ちるタイプを使用してください
~釜炊き鹸化法で作られた石けんをオススメする理由~
肌断食では、純石鹸の使用を進めているサイトが多くありますが、純石鹸の種類によっては、使用中に乾燥をうったえる方がいらっしゃいます。
そのような理由から、肌断食研究所では釜炊き鹸化法で作られた石けんの使用をおすすめしています。
石鹸の作り方は、二通りあります。
- 中和法
- 釜炊き鹸化法
中和法で作られている石鹸は、乾燥肌や敏感肌の方には、刺激が強く出ることがあります。
中和法は、製造過程で不純物を取りのぞき、洗浄成分のみを残すよう作られているので、洗浄力が強くなるのが原因です。また、大量生産が可能で出回りやすく、手に取りやすいとも言えます。
純石鹸=肌に優しいと判断せず、しっかり調べるようにしましょう。肌断食研究所でオススメしているのは「釜炊き鹸化法」ですが、こちらの方が洗浄力が弱くなります。
釜炊き鹸化法で作られた石鹸は、文字通り「窯でぐつぐつ煮て作る」昔ながらの製法で作られています。
熟練の技術と職人技が必要になるため、どうしても大量生産ができません。製造過程でも、洗浄成分以外にもグリセリンなどが残り、洗浄力がマイルドになる特徴があります。
お肌の保湿機能の回復や、常在菌を戻す目的の肌断食には適している石鹸といえます。
洗顔の注意点
すすぎの温度は30〜33度のぬるま湯
肌の温度より高いお湯は、肌の保湿成分を溶かしてしまいバリア機能を低下させます。
すすぎのお湯の温度は、人肌よりも低い30〜33度ほどのぬるま湯にするようにしましょう。
洗顔の回数は一日2回まで
洗い過ぎは、肌のバリア機能が低下します。
そのため洗顔は、朝晩の2回までにしましょう。
夜は美容ソルトで洗顔し、一日の汚れを取り、毛穴がきれいな状態で就寝します。
朝は、皮脂汚れやニキビ、毛穴汚れが気になる方は美容ソルトを使用しますが、夜に何もつけていませんので水洗いでもいい場合もあります。
朝の洗顔は、美容ソルトを使用するか、水洗顔にするかお肌の調子をみて決めましょう。

強くこすらない
肌をゴシゴシこすることは、肌の保湿成分を削ぎ取ってしまい、肌の構造まで壊してしまいます。
「早くきれいになりたい」という気持ちはわかりますが、力を入れるのではなく、肌に触れるか触れないかくらい優しくなでるように洗顔しましょう。
肌断食の洗顔後について
夜は素肌で就寝
肌は寝ている間に代謝しますので、素肌のまま就寝することで代謝が活性化し、翌朝起きた時は自分の油分でしっとりします。
このサイクルが、美肌をつくるうえで何より大切です。
どうしても乾燥が気になる方は、オイルフリーの化粧水を少しだけつけてください。
※オイルフリーの化粧水は、毛穴にフタをしないためです

ワセリンであれば、いつでもたくさん付けていいと思われている方がいますが間違いです。
夜にワセリンをつけると毛穴にフタをしてしまい、寝ている間の代謝ができなくなってしまいます。
夜は、素肌で就寝しましょう。
日中に乾燥を感じつ場合はワセリンを少しだけ
日中も何もつけないのがベストです。
しかなしながら日中は外気などの外的な刺激がありますので、乾燥を感じる場合は、ワセリン等の保湿剤をできる限り薄くつけてください。
化粧水、乳液、クリームなどの重ね塗りは、お肌の負担となり、お肌の代謝を低下させる原因となりますので控えます。
もし、ワセリンの使用感が好まない場合は、化粧水やクリームなどのスキンケア化粧品を1種類だけ付けるようにしてください。
肌断食では石鹸で落ちるメイクを使う
肌断食研究所では、『化粧品の四原則』という化粧品を選ぶ基準があります。
- 石鹸で落ちる
- 合成界面活性剤無添加
- ノンシリコン
- ノンケミカル(紫外線吸収剤無添加)
化粧品の四原則に沿ったファンデーションは、パウダータイプになります。
紫外線が気になる方は、紫外線散乱剤入りのパウダーファンデーションを選ぶといいでしょう。
▼肌断食のメイクについて詳しくはこちら▼
肌断食の洗顔まとめ
- クレンジングを使用しない
- 美容ソルトの洗顔を使用する
- メイクをする場合は、釜炊き鹸化法の馬油の石鹸を使用する
- すすぎの温度は30〜33℃のぬるま湯
- 朝の洗顔は、美容ソルトを使うか水洗いだけにするか肌の調子をみて選ぶ
- 強くこすらない
もし、化粧品を一切つけないのであれば、水だけの洗顔でも大丈夫です。
(皮脂汚れが気にならない、ニキビがない場合)
- 夜は素肌で就寝
- 日中に乾燥を感じる場合はワセリンを少しだけ
- 石鹸で落ちる化粧品を使う
- ツッパリ感や乾燥を感じない
- 毛穴や角栓に悩まされない
- 安心して肌断食に取り組める
という効果があります
肌断食が成功するか失敗するかは、肌断食唯一のスキンケアである洗顔が大きく影響します。
肌断食を始めてみたものの、お肌の状態が良くならないと感じる場合は、洗顔を見直しましょう。