「小鼻の黒ずみや角栓が、気になる…」
など、“毛穴”は代表的な肌悩みのひとつです。
そんな毛穴悩みにオススメしたい美容法が肌断食です。
『毛穴レスな素肌』になりたい人は、化粧品や美容成分を足すのではなく、引き算の美容法が効果を発揮します。
そこでこのページでは、毛穴トラブルの原因、肌断食で毛穴レスになるためのポイント、効果を実感できるまでの期間などをお伝えします。
化粧品やスキンケアに頼っていては、いつまで経っても毛穴は良くなりません。
肌断食で毛穴レスな美肌を目指しましょう!
肌断食研究所代表の私、加藤が解説します!
※すでに肌断食を行っていて毛穴が改善されない人は、肌断食で毛穴が悪化した場合をご覧ください。
目次
肌断食とは
肌断食とは、肌の断食。
つまりは、化粧品に頼らない美容法です。
素肌本来が持っている力を引き出すために、化粧品を減らしたり、化粧品を使わないようにします。
要するに、引き算の美容法です。
逆に、過剰なスキンケアはバリア機能を低下させたり、ターンオーバーを乱れさせてしまい、さまざまな肌悩みを引き起こします。
肌断食が毛穴悩みにオススメな理由
毛穴悩みに肌断食をオススメしたい理由は、毛穴トラブルの原因が化粧品であることがよくあるからです。
スキンケアに頼り続けると、
- 毛穴が詰まり、角栓になる
- 毛穴に炎症が起こり、黒ずみになる
- 皮膚が薄くなることで、毛穴が目立つようになる
- ニキビが発生する
というような、悪循環になってしまいます。
- 毛穴詰まりがなくなる
- ふっくらとしたキメができることで、毛穴が目立たなくなる
- くすみがなくなりワントーン明るくなる
- ニキビができにくくなる
などの効果が期待できます。
肌断食を行うと、化粧品がどれだけお肌に負担をかけているか分かりますよ。
肌のマイナス要因を取り除くと、毛穴対策になると同時に、肌に軽さも実感していただけると思いますよ!
肌断食の毛穴に関する口コミ
※ご紹介の口コミは、肌断食研究所の洗顔料うつくしお(美塩)を使用して肌断食に取り組むお客様の声になります
長年の悩みの毛穴がキレイになって
自信になりましたうつくしお(美塩)を始めて8か月経ちました。
いつも飽きやすい私ですが、気に入って続けられています^_^
冬は乾燥が気になっていましたが、マスクをしてるので、痛みがないなら何も塗らずに過ごしていました。
そうしたら日に日に乾燥も気にならなくなり、ツヤもでてきました!
嬉しいです^_^小鼻の黒ずみ、毛穴も長年の悩みでしたが、前よりとても綺麗になって自信につながりました^_^
肌がクリアになり
毛穴も目立たなくなりましたうつくしお(美塩)を使いはじめる前は、ニキビと毛穴に悩んでいました。
最初の冬は少し乾燥が気になりましたが、使い続けることが大切であることを知り、使い続けました。最近では、肌がクリアな感じになった気がします。
毛穴も目立たなくなってきました。手で触ってもザラザラするところが減り、さらさらとした肌になってきています。
ニキビもぐっと減りました。私と同じように毛穴に悩んでいる人には、とくにオススメかなと思います。
私はファンデーションの圧迫された感じがあまり好きではないので、肌断食で素肌を活かした生活ができるのもうれしいです。
毛穴トラブルの原因
よくある毛穴トラブルである
- 毛穴の黒ずみ
- 毛穴詰まり(角栓)
- 毛穴の開き
- 目立つ毛穴
の、原因をお伝えします。
毛穴の黒ずみ
毛穴が黒ずむ原因はいくつかあります。
- 毛穴詰まり
- 毛穴周りの炎症
- 毛穴周りの色素沈着
毛穴の黒ずみは、毛穴が詰まることだけが原因ではありません。
化粧品に含まれる界面活性剤や防腐剤などが肌への刺激になり、毛穴周辺が炎症を起こすことも原因の一つです。
- 洗浄力の強い洗顔料やクレンジングを使うこと
- ファンデーションで毛穴をカバーすること
- 過剰なスキンケア
です。
これらは炎症をさらに悪化させてしまい、最悪の場合、黒く色素沈着させてしまう可能性があります。
毛穴の黒ずみの原因が毛穴の炎症と知らず、クレンジングを使ったりスキンケアを頑張ると、さらに炎症が悪化して逆効果になります。
肌断食の第一人者である医師の宇津木龍一先生(形成外科医・美容皮膚科医)も、著書で警告していますよ。
毛穴などが炎症を起こして赤くなる症状をくりかえして慢性化すると、かならずメラニンが増えるので、肌が茶色くなります。
クリームの類を多く使ってきた人の肌をマイクロスコープでみると、ほとんどすべての毛穴のまわりに炎症があります。
引用元: 肌の悩みがすべて消えるたったひとつの方法
著者 形成外科医・宇津木龍一
毛穴詰まり(角栓)
毛穴詰まり(角栓)には、ターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌など内部要因がありますが、見逃せないのが化粧品詰まりです。
多くの化粧品には、水にも油にも溶けない成分が配合されており、代表的な成分がシリコンであり、毛穴詰まりの原因になっています。
シャンプーやリンスで、ノンシリコンという言葉は聞いたことがあると思いますが、シリコンはクリームや美容液などのスキンケア化粧品や、ファンデーションなどのメイクにも配合されています。
シリコンは溶けないため、毛穴に入り込むとクレンジングや洗顔で取り除くことが難しく、毛穴詰まりの原因になります。
さらにクレンジングや洗浄力の強い洗顔を使ってしまうと、毛穴にダメージを与えると同時にターンオーバーが乱れてしまい、剥がれ落ちるはずの老化角質が毛穴に詰まって角栓ができてしまうのです。
毛穴の開き
毛穴が開いてしまうのは、毛穴詰まりや皮脂の過剰分泌などが関係しており、主な原因は次の3つです。
- 洗いすぎ
- こすりすぎ
- 毛穴パック
毛穴を気にするあまり、ゴシゴシこすったり、洗いすぎも毛穴を広げますので注意しましょう。
目立つ毛穴
毛穴が目立つ原因には、皮膚が薄くなることで毛穴が強調されるというケースもあり、次のようなルートをたどっています。
1.ターンオーバーが乱れる
化粧品を過剰に使用すると、ターンオーバーが乱れます。
ターンオーバーとは、肌表面の角質がはがれ落ち、肌の奥で新しい細胞を作りだすという、健康な肌を維持するための代謝サイクルです。
クリームやリキッドファンデーションなどをベットリと塗っていると、角質がはがれ落ちず、ターンオーバーが乱れます。
2.皮膚が薄くなる
ターンオーバーが乱れると、肌の保湿成分が不足した“未熟な角質”になってしまいます。
未熟な角質が増えると、皮膚全体が徐々に薄くなります。
本来は、角質層に保湿成分が満たされることでふっくらとしたキメができ、毛穴はキメで隠されるため目立ちません。
しかしながら皮膚が薄くなると、本来、見えにくいはずの毛穴が晒されてしまい目立ってしまうのです。
皮膚が薄くなると毛穴が目立つだけではなく、シワやシミにもなりやすいので注意が必要です。
年齢によって肌に元気がなくなるのではなく、化粧品によってお肌の力がどんどん衰えてしまっていることを疑いましょう!
肌断食の毛穴効果
肌断食は、
- 毛穴の黒ずみ
- 毛穴の詰まり(角栓)
- 毛穴の開き
- 目立つ毛穴
など、毛穴悩み全般にオススメできます。
なぜなら肌断食とは、バリア機能やターンオーバーなど肌本来の力を引き出し、毛穴トラブルの改善に有効な美容法だからです。
毛穴に効果がある理由
肌断食によって、クレンジングをやめたり化粧品に頼らなくなると、
- 毛穴の詰まりが無くなり
- 毛穴周りの炎症も治まり
- 毛穴周りの色素沈着も軽減される
など、黒ずみの原因が引き算されるとともに、肌断食によってターンオーバーが整うと、老化角質が自然と剥がれ落ちるようになり、角栓になるリスクも軽減されます。
- 洗いすぎないように注意し
- 肌を強くこすることもせず
- 毛穴パックなどの特別なケアも行わない
のが鉄則であり、これらを実行することで毛穴の開きも軽減されます。
そして、肌断食によって角質層に十分な保湿成分が蓄えられると、ふっくらとしたキメができ、キメによって毛穴が隠されるため毛穴が目立ちにくくなります。
ふっくらとしたキメができた肌は、光を反射して透明感もアップし、好循環が生まれるのです。
要するに肌断食とは、
- 毛穴悩みの原因を引き算し
- 肌の根本に働きかける土台作りの美容法
だからこそ、さまざまな毛穴悩みにオススメできるのです。
オススメのやり方は「夜だけ肌断食」
肌断食には、主に3つのやり方があります。
- 完全な肌断食(宇津木式)
- 休日(週末)肌断食
- 夜だけ肌断食
なぜなら、お肌は寝ている間に代謝するため、夜に何もつけていない素肌の状態を作ることで肌が活性化するからです。
また、化粧品に頼ってきた肌は代謝が低下しているため、すべての化粧品をやめると過度に乾燥したりして、肌断食を続けることが困難になります。
そのため日中はムリをせず、昼間の化粧品は徐々に減らすやり方が、肌へのストレスを抑えて肌断食を続けられるのです。
宇津木式は、すべての化粧品を一気にやめるやり方です。
一気に化粧品(保湿)をやめると、急激な環境変化に肌が対応できず、激しく乾燥したり、乾燥した角質が毛穴に詰まることで角栓ができる恐れがあります。
■休日(週末)肌断食
休日(週末)肌断食は、平日など週の大半は夜もスキンケア化粧品をつけるため、夜の代謝が毎日できず、肌断食の効果が期待できません。
夜だけ肌断食のやり方
夜だけ肌断食のやり方で、“毛穴で悩む人が必ず抑えていただきたいポイント”は、次の5点です。
- 【鉄則】クレンジングをやめる
- メイクは石鹸で落ちるもの
- 夜は美容ソルトで洗顔
- 夜は何もつけずに就寝
- 乾燥したらワセリンを使用する
1.【鉄則】クレンジングをやめる
肌断食では、はじめにクレンジング(メイク落とし)をやめます。
なぜならクレンジングに使用される合成界面活性剤は、洗浄力や分解力が強く、メイクを落とすだけでなく、お肌の保湿成分までそぎ取ってしまうからです。
素肌の保湿成分をそぎ取ることは、肌の素晴らしい構造を壊してしまい、毛穴の炎症やターンオーバーの乱れを引き起こします。
つまりクレンジングが、毛穴の黒ずみや開きの原因になっているのです。
そのため、肌断食のファーストステップとしてクレンジングをやめましょう。
2.メイクは石鹸で落ちるもの
毛穴で悩まれているなら、ファンデーションなどのメイクは毛穴詰まりの原因となるため使いたくないというのが本音です。
しかしながら、はじめからすっぴんのノーファンデで毎日を過ごすことには、抵抗を感じる人もいるかと思います。
そこで化粧品を使うなら、肌に負担になりにくく、毛穴に詰まりにくいものを選びます。
肌断食研究所では、“化粧品の四原則”に沿ったものを推奨しています。
- 石鹸(お湯)で落ちる
- 合成界面活性剤無添加
- シリコン無添加(ノンシリコン)
- 紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
四原則に沿ったファンデーションであれば、パウダータイプになり「ミネラルファンデーション」などの名称で販売されています。
リキッドタイプやクリームタイプなどの液体状のファンデーションは、合成界面活性剤や防腐剤、シリコン配合がほとんど。
これらが入った化粧品は、素肌の保湿成分や常在菌をそぎ取ったり、毛穴詰まりの原因になりますので使用は控えましょう。
さらに化粧下地も、リキッドファンデーションと成分がほぼ同じものが多いため使用せず、下地はオイルフリーの化粧水かワセリンなどを代用しましょう。
3.【重要】美容ソルトで洗顔
肌断食で、もっとも重要なポイントは洗顔です。
- 毛穴をきれいに保つこと
- 肌に必要な潤いを残すこと
の2点です。
しかしながら、市販の洗顔料には界面活性剤が使用されており、洗浄力の強いものが多いため、素肌の保湿成分まで削ぎ落としてしまいます。
また化粧品には、シリコンなどの溶けない成分が使われるため、泡の洗顔料では毛穴の詰まりが取り除けません。
そこで手前味噌ながら、当サイトを運営している肌断食研究所は、美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)」を販売し、肌断食をする方にオススメしています。
- 泡では取れない毛穴汚れが、塩の浸透圧で取れる
- 界面活性剤を使用していないことで、必要な潤いを残してくれる
- 美容成分配合で、敏感肌の方もやさしく洗顔できる
うつくしお(美塩)は、美容ソルトの浸透圧によって泡では取れない毛穴詰まりを取り除きます。
また、界面活性剤を使用していないため洗浄力が非常にやさしく、必要な皮脂を肌に残します。
さらにプラセンタやコラーゲン、トレハロースなどの美容成分を配合することで、洗浄による刺激を和らげるため、敏感肌の人にもやさしく洗顔できます。
つまりうつくしお(美塩)は、肌断食の成功に欠かせない「毛穴をキレイにして必要な潤いを残す」洗顔なのです。
4.夜は何もつけずに就寝
夜は、お肌が代謝する大切な時間です。
寝ている時間に毛穴が通っていることで代謝が高まり、翌朝、自らの油分でしっとりとした素肌になります。
- 素肌の保湿成分(細胞間脂質・天然保湿因子)が作り出される
- 皮脂の分泌が促される
- ターンオーバーが正常化する
つまり、夜は何もつけない素肌で就寝することが、最高の美容効果を発揮するのです。
もし、つっぱり感が気になる場合は、オイルフリーの化粧水(セラミドやアミノ酸程度のシンプルなもの)をはたく程度つけるといいでしょう。
5.乾燥したらワセリンを使用する
朝や日中に乾燥を感じるときは、ワセリンを必要最低限の量を塗ります。
(夜はお肌が代謝する時間のため、何もつけずに就寝します)
ワセリンを推奨する理由は、乳液やクリームなどの基礎化粧品には界面活性剤や防腐剤が使用されているため、バリア機能を低下させたり、常在菌まで取り去ってしまう懸念があるからです。
ストレスを感じない方法で、少しずつ移行していきましょう。
ワセリンも塗りすぎると毛穴詰まりの原因になりますので、米粒くらいの少量をできるだけ薄くつけるように心がけてください。
効果が出るまでの期間
肌断食で、毛穴に効果が出るまでは、
- 今まで使用していた化粧品
- 毛穴の状態
- どのような肌断食をするか
によって変わります。
いずれにしても、即効性を期待するのではなく、長期的な視点で肌断食に取り組むようにしましょう。
本ページに紹介しているやり方をすると、比較的早くに効果を実感していただけると思います!
早く効果が出る人(1週間〜数週間)
1週間〜数週間程度の早期に毛穴悩みが改善される人は、『今まで化粧品に頼ってきていない人』です。
スキンケアは化粧水のみだったり、メイクはナチュラルメイクの薄化粧というような人になります。
このような人は、毛穴をきれいに保つことがポイントです。
多くの場合(半年以上)
肌断食を行って、肌に変化を感じられるようになるまでには、多くの場合において半年ほどかかります。
なぜなら肌断食にたどり着く人は、過剰なケアで毛穴が悪化していたり、ターンオーバーが乱れているなど、肌の根本からの改善が必要だからです。
そのため、最低でも半年間は続けて経過観察することが必要です。
本ページに紹介している肌断食を半年ほど続ければ、バリア機能も回復し、少しずつ毛穴も目立たなくなるでしょう。
肌断食で毛穴が悪化した場合
肌断食をして毛穴が悪化した場合、肌断食を開始してからの期間によって原因が異なります。
数日〜1か月
「毛穴が目立つようになった」
「毛穴が開いたように感じる」
など、毛穴が悪化したように感じるのは、肌断食が原因でありません。
毛穴が悪化したように感じるのは、化粧品によってカモフラージュされていた“毛穴の本当の姿”が、肌断食によって現れたからです。
たしかに化粧品に頼れば、一時的に毛穴は隠されたり、目立たなくなるかもしれませんが、本質的には毛穴は改善されていません。むしろ悪化します。
肌断食によって、少しずつ本来の素肌を取り戻しますので、まずは半年を目標に焦らずに取り組みましょう。
数か月
角栓や毛穴の黒ずみ、毛穴の開きなどは、改善までに時間がかかることが多いからです。
また、数か月しても悪化しているように感じる場合は、皮膚が薄くなっていて毛穴が目立ちやすい肌になっている可能性もあります。
肌断食によって、ターンオーバーが整い、素肌の保湿成分が蓄えられることでふっくらとしたキメができると毛穴も目立たなくなります。
数か月で効果を感じなくても焦る必要はありませんので、長期視点で取り組みましょう。
半年〜1年以上
半年〜1年以上、毛穴が改善されないという場合は、肌断食のやり方を見なおしましょう。
正しい肌断食ができていなかったり、何かがお肌の負担になっている可能性があります。
- 使っている化粧品が、化粧品の四原則に沿っていない
- 肌を擦っていたり、無意識に触れている
- 特別なケアをしている(角栓を抜くのは最悪!!)
毛穴が改善されないお客様にヒアリングをすると、
「以前よりもスキンケア化粧品は減らしたけど、まだ複数のスキンケア化粧品を使っている」
「リキッドファンデーションを使っている」
「クレンジング(メイク落とし)を使用している」
などが発覚することがあり、肌断食をする前と何も変わっていないことがあります。
間違ったやり方では、いつまで経っても毛穴レスにはなりませんので、正しい肌断食を行いましょう。
半年〜1年経過しても効果を実感できない人は、肌に負担になることが引き算できているか、肌断食のチェックシートで確認しましょう。
また、毛穴の状態によっては1年以上の時間が必要になることもありますので、とにかく焦らないようにしてくださいね。
▼肌断食完全ガイド▼
角栓がなくならない場合
肌断食をはじめてから、角栓ができたり、なくならない場合があります。
ネット上には、「好転反応だから」とか「いつまで続くの?」という口コミがあるようです。
※好転反応には科学的根拠がなく薬機法に抵触する表現のため、好転反応と記載されているサイト等は参考にしないことをオススメします
角栓の原因と対処法はこちらです。
【原因1】肌断食をする前の肌
角栓の根本原因は、クレンジングや化粧品によってお肌にダメージが蓄積されたためで、下記のようなルートをたどって角栓になります。
- クレンジングや洗顔料によって、肌の保湿成分が取られて乾燥する
- スキンケア化粧品で潤いを補う
- 肌は自ら保湿成分が作り出せなくなる
- 素肌は乾燥しターンオーバーが乱れる
- ターンオーバーの乱れによりキメがなくなり、皮膚が薄くなる
多くの方が上記のような状態になっていても、スキンケア化粧品でなんとか取り繕っています。
その後、肌断食をはじめると…
【原因2】肌断食の開始後
肌断食をする前の肌は、健康な素肌のバランスが崩れているため、肌断食をすると次のような状態に陥ります。
- 肌断食を行うが、素肌の保湿成分が不足しているため乾燥する
- 乾燥を補おうと皮脂が過剰に分泌される
- ターンオーバーの乱れから、毛穴の皮脂や角質が排出されずに詰まる
- 皮膚が薄くなっているため角栓が目立つ
つまり肌断食初期の角栓は、今までのスキンケアやメイクなどの肌習慣と、肌断食によるギャップによって発生しているのです。
逆に、化粧品にあまり頼っていない肌は、早期に皮脂バランスが整いターンオーバーも正常化するため、角栓になりにくくなります。
【対処法】角栓ができたとき、なくならないとき
肌断食をはじめてから、角栓ができたり角栓がなくならない場合は、“夜だけ肌断食”で様子を見ながら、朝はワセリンや馬油などを薄く塗ります。
保湿をすることで、乾燥した角質が毛穴に詰まることを防ぐのです。
そして、ターンオーバーが整うにつれて角栓が治まってきたら、少しずつ保湿の量を減らします。
注意点として、塗りすぎは毛穴が詰まる原因になりますので、くれぐれも必要最小限の量にしましょう。
宇津木式の肌断食は上級者向け
肌断食には、医師の宇津木龍一先生(形成外科・美容皮膚科)が推奨する「宇津木式」と呼ばれる方法があり、肌断食をする人は一度は宇津木式を検討するようです。
宇津木式の肌断食では、なるべく早くからすべての化粧品をやめることや洗顔は水(ぬるま湯)のみを推奨しており、毛穴詰まりがない人や皮脂バランスが整っている人には非常に有効なやり方です。
※詳しくは、著書の 「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法.で紹介されています
- バリア機能が低下しているため、過度の乾燥を招く恐れがある
- 乾燥した角質が毛穴につまり、角栓になることがある
- 急激な肌環境の変化に、肌が対応できないことがある
- 心理的なプレッシャーがかかる
など、なかなか手軽には試せません。
つまり宇津木式は、肌断食初心者にはハードルが高い方法であり、上級者向けと言えます。
肌断食は、継続することが何より大切になりますので、これから肌断食をはじめる人は、ムリなく取り組める“夜だけ肌断食”をオススメします。
肌断食はやめたほうがいいという意見について
肌断食は、“やめたほうがいい”という意見もあるようですが、肌にとってもっとも自然な状態を作る行為ですから、合う合わないもありません。
肌断食を否定するのは、化粧品会社や美容系サイト、美容家など自社の化粧品やサービスを販売する立場の人に多く、自己都合が良くなるように記事を結論つけているものが見受けられます。
とくにネット上には、根拠のない情報が溢れていますので、不必要に不安がらないようにしましょう。
肌断食で角質がたまるのは好転反応なのか?
肌断食の目的を、“角質をためること”と捉えている人がいるようですが、間違いです。
なぜなら角質は、ターンオーバーによって自然と剥がれ落ちるものであり、ムリをしてためるものではないからです。
美しいふっくらとしたキメのある肌を作るためには、老化角質を剥がれ落とし、中から新たな細胞を作り出すターンオーバーを整えることが必要になります。
「肌断食が合わないのかも」と思うことも、
「肌断食の好転反応だからそのままにしよう」
と、結論づけることも間違いです。
なぜならこれらの症状は、バリア機能の低下やターンオーバーの乱れが原因だからです。
バリア機能を高め、ターンオーバーを整えるからこそ健康で美しい素肌になり、それこそが肌断食が求めることになります。
また、角栓以外にも
- ニキビが増えた
- 皮がむけた
- 肌が荒れた
という場合も、好転反応と決めつけず、“肌断食の基本”や“お肌の状態に合わせた方法”ができているか見なおしましょう。
注意点
肌断食を成功させるためには、けっして行ってはいけないことがあります。
- 肌を強くこすらない
- 洗顔しすぎない
- 収れん化粧水(毛穴用化粧品)を使わない
- 毛穴パックはしない
- 肌に触れない(無意識にも!)
これらは、毛穴を気にしている人がやってしまいがちな間違いです。
すべて肌の負担になり、毛穴を悪化させる原因になります。
とくに肌をこすったり、収れん化粧水(毛穴用化粧品)や毛穴パックなどは、毛穴に炎症を起こし、毛穴を悪化させる代表例です。
やみくもに回数を増やせばキレイになる、なんて単純なものではありません。
洗顔のやりすぎは、バリア機能の低下につながり、毛穴の改善にはならないのです。
無意識に肌に触れてしまうことも注意してください。
手についた雑菌が、毛穴の炎症につながるからです。
毛穴トラブルは、悪循環に陥ると改善に長い時間がかかりますので、とにかくマイナス要因を引き算しましょう!
まとめ
肌断食は、毛穴悩みにオススメです。
- 毛穴詰まり(角栓)
- 毛穴の黒ずみ(毛穴の炎症、色素沈着)
- 毛穴の開きやたるみ
- 目立つ毛穴
etc..
毛穴悩みに肌断食をオススメしたい理由は、毛穴トラブルの原因が化粧品であることがよくあるからです。
肌断食は、毛穴トラブルの原因である化粧品を引き算することで、
などの効果が期待できます。
なぜなら、お肌は寝ている間に代謝するため、夜に何もつけていない素肌の状態を作ることで肌が活性化するからです。
■夜だけ肌断食のやり方
- 【鉄則】クレンジングをやめる
- メイクは石鹸で落ちるもの
- 夜は美容ソルトで洗顔
- 夜は何もつけずに就寝
- 乾燥したらワセリンを使用する
化粧品に頼ってきた肌は、代謝が低下しているためすべての化粧品をやめると、過度に乾燥したりして肌断食を続けることが困難になります。
そのため日中はムリをせず、昼間の化粧品は徐々に減らすやり方が、肌へのストレスを抑えて肌断食を続けられるのです。
毛穴を気にしている人がやってしまいがちな間違いもあります。
■してはいけないこと
- 肌を強くこすらない
- 洗顔しすぎない
- 収れん化粧水(毛穴用化粧品)を使わない
- 毛穴パックはしない
- 肌に触れない(無意識にも!)
これらすべては肌の負担になり、毛穴を悪化させる原因になりますので控えましょう。
数週間で「毛穴が小さくなった!」という声もありますが、実際は少数派であり、お肌の状態によって変わります。
肌断食は時間をかけて行うことで、素肌にふっくらとしたキメができて毛穴も目立たなくなります。
根本改善を目指すためにも、焦らずに腰を据えて肌断食に取り組みましょう。
私たち肌断食研究所が、毛穴レスへの道のりをしっかりとサポートさせていただきます!
加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役
2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。
詳しくは、運営者情報と運営者ポリシーや、創業秘話を御覧ください。