素肌本来の力を引き出すために、化粧品に頼らない美容法の肌断食。
肌断食を行うと、一時的にこんな症状が出ることがあります。
「角栓がニョキニョキ出る」
「ニキビが悪化する」
「皮がむけて肌が荒れる」
これを「好転反応だ!」と決めつけて、必ず通る道であるかのような情報がネット上にあります。
しかしながらこれらの症状は、肌断食を行うと必ず出るわけではありません。
※好転反応には科学的根拠がなく、好転反応という表現自体が薬機法に抵触する表現となります
※そのため、「好転反応なので安心してください」というような表現をしているサイトにはご注意ください
肌断食をはじめたてのお客様から「皮むけや角栓などの好転反応のような症状がでないとキレイにはなれないのですか?」というご質問をいただくことがあるのですが、何も症状が出ないに越したことはありません。
肌断食をはじめるにあたって心配な部分かと思いますので、肌断食研究所代表の、私、加藤が解説します!
目次
肌断食の効果
肌断食とは、肌の断食。
化粧品に頼らない美容法です。
素肌本来が持っている力を引き出すために、化粧品を減らしたり、化粧品を使わないようにします。
つまり、引き算の美容法です。
- 肌がもつ保湿成分だけで乾燥しなくなる
- ふっくらとしたキメができて毛穴が目立たなくなる
- ニキビができにくくなる
- くすみがなくなりワントーン明るくなる
これらは、バリア機能が高まることやターンオーバーが整うことによって、肌が本来の代謝サイクルを取り戻したことによってもたらされます。
逆に、過剰な化粧品はバリア機能を低下させ、ターンオーバーを乱れさせてしまい、さまざまな肌悩みを引き起こします。
肌トラブルに悩む方は、スキンケアを増やすのではなく、引き算の考え方を採り入れて肌の負担を減らしましょう。
◯◯は肌断食の好転反応?
- 角栓がニョキニョキ出た
- ニキビが増えた
- 皮がむけた
- 肌が荒れた
ということが、しばしば起こります。
肌断食初期にこのような症状が出た場合、
「肌断食が合わないのかも」と思うことも、
「肌断食の好転反応だからそのままにしよう」
と、結論づけることも間違いです。
なぜならこれらの症状は、“肌断食の基本”や“お肌の状態に合わせた方法”ができていないことが原因だからです。
肌断食を行うと、今までとは大きく肌の環境が変わりますので、多少の症状が出ることはあります。
とは言え、自己診断で好転反応と決めつけず、肌断食の方法を見なおしたり、明らかな異常を感じる場合は信頼できる皮膚科専門医に相談しましょう。
いつまで続く?
肌断食は、間違ったやり方をしていれば、いつまで経っても良くなりません。
そのため肌断食初期の肌トラブルを、好転反応だからとそのまま放置することは危険です。
肌が弱っていますので、悪化する可能性すらあります。
まずは、肌断食の基本ができているかチェックしましょう。
肌断食の初期は、肌の環境変化によって調子が不安定になります。
これからお伝えする肌断食の基本と症状別の方法をすれば、数週間から数ヶ月程度で肌が安定してくると思います。※
安定するまでの期間は、お使いの化粧品の量などによって変わりますので、焦らずに取り組むようにしてください。
※お肌の状態によって個人差がでるため、半年以上かかるケースもあります
肌断食のやり方の基本
肌断食にはさまざまなやり方がありますが、大切なことは「ムリなく続けること」です。
なぜなら、肌断食とは素肌そのものの力を必要としますので、どんなやり方でも続けなければ意味がないからです。
今からお伝えするポイントは、どんな肌悩みの方にも共通した肌断食の基本になります。
- 夜から肌断食からはじめる
- やさしい洗浄力の洗顔を使う
- 毛穴をきれいに保つ
- 日中の保湿は徐々に減らす
この4つのポイントを踏まえて行うことが、肌断食初期の症状を予防したり悪化を防ぎます。
個人差に合わせてカスタマイズも必要ですが、基本ができたうえでの応用が効果を発揮しますので、まずは基本を抑えましょう。
夜だけ肌断食からはじめる
はじめからすべての化粧品をやめるのではなく、夜から何もつけないようにします。
お肌は寝ている間に代謝し、油分や水分を出すことで翌朝はしっとりした健康な素肌に戻るからです。
この夜の代謝サイクルを毎晩繰り返すことが何より大切で、徐々にお肌は本来の力を取り戻します。
夜にクリームなどで毛穴にフタをすると、お肌は代謝できなくなってしまいますよ。
やさしい洗顔を使い、毛穴をきれいに保つ
肌断食は、素肌の保湿成分を活かす美容法のため、洗浄力のやさしく、かつ、毛穴がきれいになる洗顔を使います。
そのため、まずはじめにクレンジング(メイク落とし)をやめましょう。
なぜなら、クレンジングに含まれる合成界面活性剤は、洗浄力が非常に強く、メイクを溶かすだけでなく素肌の保湿成分まで削ぎ取ってしまうからです。
また、肌断食では純石鹸を選ばれる人が多いのですが、純石鹸は洗浄力が非常に強いため、肌断食初期の乾燥を招く恐れがありますのでオススメできません。
純石鹸は、やさしい洗浄力と思っている人が多いですが、大きな勘違いです。
実は、洗浄力の強い部類に入りますので注意してくださいね。
そこでオススメしたいのが、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)です。
- 洗浄成分に界面活性剤を使用していないため洗浄力が非常にやさしい
- 美容ソルトが配合されており、泡洗顔では取れない毛穴の汚れを塩の浸透圧で引っ張り出す
- プラセンタやコラーゲンなどの美容成分も配合されており、保湿しながら洗顔できるため洗い上がりの乾燥を防ぐ
日中の保湿は徐々に減らす
化粧品に頼っていたり、クレンジングや洗顔料を使っていると肌の保湿成分が削ぎ落とされていることで、バリア機能が低下しています。
その状態から突然すべての化粧品をやめると、酷く乾燥してしまいます。
肌断食を推奨する医師は、スパッと化粧品をやめることをオススメしていますが、肌にとっても精神的にもハードルが高く、挫折してしまう人が多いようです。
肌のバリア機能や代謝は、急に改善されるわけではなく、少しずつ時間とともに取り戻されます。
そのため、はじめからムリをする必要はありません。
自分の肌と相談しながら化粧品や保湿の量を減らすことで、少しずつ肌への自信を取り戻しながら肌断食を続けることができます。
保湿を減らす目安は、1ヶ月後に1種類までに減らせればいいでしょう。
肌断食で大切なことは継続することです。
続けるからこそ、素肌本来の美しさが引き出されますので、に焦らずに取り組みましょう。
症状別の原因と対処法
肌断食をはじめてから、このような状態に陥った場合の原因と対処法についてお伝えします。
- ニキビが悪化した場合
- 脂性肌(皮脂)が気になる場合
- 乾燥を感じる場合
- 角栓が増えた場合
- 皮むけした場合
- 肌荒れした場合
できれば、これらの症状が出る前に、自分に合った肌断食のやり方をするのがベストです。
すべて基本が土台となっていますので、先ほど紹介した基本は押さえて取り組んでくださいね。
1.ニキビが悪化した場合
肌断食を行って、「ニキビが悪化した」「ニキビだらけになった」という場合の主な原因は洗顔方法です。
肌断食で洗浄力を落とし過ぎると、過剰分泌された皮脂が肌に残りすぎてしまいニキビが悪化(もしくは発生)します。
肌断食では、水だけ(ぬるま湯だけ)の洗顔をする人が多いのですが、水だけの洗顔では過剰な皮脂を取り切れません。
皮脂が残れば、ニキビ悪化のリスクを高めます。
ニキビでお悩みの人、もしくは肌断食を行ったらニキビができた人の洗顔のポイントは、徐々に洗浄力を落としていくことです。
ニキビにオススメの洗顔
やさしい洗浄力で、かつ、毛穴をきれいに保つ洗顔として、“うつくしお(美塩)”をオススメします。
うつくしお(美塩)は、界面活性剤を使用していないため洗浄力は非常にやさしく、塩の浸透圧で泡洗顔では取れない毛穴汚れを取り除きます
洗浄力を落としながら毛穴をきれいに保てるため、ニキビ肌にはとくにオススメです。
メイク落とし石鹸を併用する
一般に、ニキビでお悩みの人は、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使用している人が多いという特徴があります。
なぜなら、過剰分泌された皮脂をしっかりと取り除くことが、ニキビケアに必要なケアと考えられているからです。
そのため、とくに洗浄力の強い洗顔料などを使用してきた方には、美容ソルトの洗顔料“うつくしお(美塩)”では洗浄力がやさしすぎて、過剰分泌された皮脂が肌に残りすぎることがあります。
その場合は、“メイク落とし石鹸”の併用をオススメします。
ニキビ用の洗顔料や化粧品は、洗浄力が強いことはもちろん、殺菌剤や抗炎症剤などが配合されているため注意が必要です。
これらを使っていた人は、とくにゆっくりと洗浄力を落とす必要があるため、メイク落とし石鹸を併用しましょう。
メイク落とし石鹸
“メイク落とし石鹸”とは、釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸”です。
”釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸”は、洗浄力がやさしくお肌への負担が少ないのが特徴になります。
通常は、化粧品をお使いの場合にメイク落とし石鹸を使用しますが、ニキビ肌の場合は美容ソルトの洗顔料“うつくしお(美塩)”だけでは洗浄力がやさしくなり過ぎて肌に皮脂が残る可能性があるため、化粧品を使用していなくてもメイク落とし石鹸を使用します。
洗顔の回数と方法
ニキビの場合、洗顔の回数は朝晩の2回、メイク落とし石鹸と、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)を併用します。
通常、朝は美容ソルトのみかぬるま湯だけの洗顔だけで十分ですが、ニキビ肌の場合は皮脂が取り切れません。
そのため、朝も「メイク落とし石鹸」と「美容ソルトの洗顔料」を併用します。
そして、お肌の調子を見ながら朝は美容ソルトのみに変更し、その後ニキビが落ち着いてきたらメイクしない日は夜も美容ソルトのみに移行します。
- 朝 →メイク落とし石鹸+美容ソルトの洗顔
- 夜 →メイク落とし石鹸+美容ソルトの洗顔
- 朝 →美容ソルトの洗顔
- 夜 →メイク落とし石鹸+美容ソルトの洗顔
ニキビ肌の洗顔は、洗浄力が強すぎてもダメ、洗浄力が弱すぎるものダメということです。
注意点(してはいけないこと)
ニキビに悩む人や化粧品に頼ってきた人は、バリア機能が低下しています。
バリア機能が低下していると、外部からの刺激に弱くなりニキビや吹き出物になることがあります。
- 肌をさわらない
- 肌をこすらない
- 特別なケアをしない
その他の注意点として、乾燥した場合は、オイルフリーの化粧水(セラミド・アミノ酸程度が配合されているシンプルなもの)を使用します。
セラミドやアミノ酸は、角層の保湿成分である細胞間脂質・天然保湿因子の主要な成分であるため、肌なじみが良く、お肌の機能を阻害する心配がありません。
クリームなどのオイル系の化粧品は、ニキビとの相性がよくないため使用を控えましょう。
皮脂にオイル系の化粧品が混ざり合い酸化すると、ニキビを悪化させてしまいます。
2.脂性肌(皮脂)が気になる場合
脂性肌(皮脂)が気になる場合のケア方法は、上記のニキビのときと同じです。
洗顔の回数は朝晩の2回、メイク落とし石鹸と、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)を併用します。
そして、お肌の調子を見ながら朝は美容ソルトのみに変更し、その後、皮脂が落ち着いてきたら夜も美容ソルトのみに移行します。
かゆみは注意
かゆみが出ている場合は、脂漏性皮膚炎などの可能性があるため注意が必要です。
脂漏性皮膚炎の場合、菌が関係している炎症のため薬による治療が必要です。
そのため、明らかな異常を感じている場合は、皮膚科専門医等にご相談されますことをオススメします。
3.乾燥を感じている場合
肌断食をはじめたほとんどの人が、乾燥を感じると思います。
なぜなら化粧品に頼っていたり、クレンジングや洗顔料を使っているとバリア機能が低下したり、肌の保湿成分が削ぎ落とされているからです。
そのため、保湿成分が不足した状態で肌断食をはじめる人がほとんどになり肌断食初期の乾燥をうまく乗り越えられるかどうかが、肌断食に成功できるカギとなります。
- やさしい洗浄力の洗顔を使うこと
- 毛穴をきれいに保つこと
- 保湿は徐々に減らすこと
つまり、このページでご紹介した肌断食の基本を行うことが、乾燥に悩まされないで肌断食を行う方法です。
純石鹸は、やさしい洗浄力と思っている人が多いですが、大きな勘違いです。
弊社のお客様も純石鹸では乾燥してしまい、うつくしお(美塩)を選ばれる方が多数いらっしゃいますよ。
毛穴が乾燥対策になる理由
毛穴には皮脂腺があります。
そのため毛穴が詰まると皮脂が出てこれず、肌が乾燥します。
毛穴は潤いの通り道であるため、毛穴をきれいに保つことが大切な乾燥対策になるのです。
また最近の化粧品には、シリコンなどの水にも脂にも溶けない成分がよく使われます。
シリコンはコーティング力が強く、肌にツヤが出たように感じます。
しかしながら、溶けないために毛穴に入り込むとクレンジングや洗顔料で取るのが難しいのが問題です。
そこでうつくしお(美塩)を使うことで、塩の浸透圧という力で毛穴汚れを引っ張り出すのです。
4.角栓が増えた場合
角栓は、クレンジングや化粧品によってお肌にダメージが蓄積されたことが原因です。
角栓に悩む方は、下記のルートをたどっていますのでチェックしてみてください。
肌断食をはじめる前の肌
- クレンジングや洗顔料によって、肌の保湿成分が取られて乾燥する
- スキンケア化粧品で潤いを補う
- 肌は自ら保湿成分が作り出せなくなる
- 素肌は乾燥しターンオーバーが乱れる
- ターンオーバーの乱れによりキメがなくなり、皮膚が薄くなる
多くの方が上記のような状態になり、スキンケア化粧品でなんとか取り繕っています。
しかしながら、すでに健康な素肌のバランスが崩れているため、肌断食をすると次のような状態に陥ります。
肌断食を開始後の肌
- 肌断食を行うが、素肌の保湿成分が不足しているため乾燥する
- 乾燥を補おうと皮脂が過剰に分泌される
- ターンオーバーの乱れから、毛穴の皮脂や角質が排出されずに詰まる
- 皮膚が薄くなっているため角栓が目立つ
つまり肌断食初期の角栓は、今までのスキンケアやメイクなどの肌習慣と、肌断食によるギャップによって発生しているのです。
逆に、化粧品にあまり頼っていない肌は、早期に皮脂バランスが整いターンオーバーも正常化するため、角栓になりにくくなります。
角栓の予防と対処法
大量に角栓ができるのは、肌断食前後のギャップの大きさが一つの原因です。
そのため、夜から何もつけない肌断食をはじめて、日中はワセリンやスキンケア化粧品などの保湿剤をつけることで肌のバランスを大きく崩さないようにします。
角栓の予防や対処法は、本ページでご紹介している“基本”を行うことです。
急激な変化は、なるべく与えないようにしてくださいね。
5.皮むけした場合
スキンケア化粧品やメイクに頼ってきた人は、ターンオーバーが乱れていることがよくあります。
ターンオーバーが乱れた状態で肌断食をはじめると、今まで剥がれ落ちていなかった老化角質が、脱皮をするかのように剥がれ落ちる人がいます。
いずれにしても皮がむける場合は、バリア機能が低下していますので、日中はムリをせずワセリンか今お使いのクリームなどをつけて様子を見ましょう。
ターンオーバーが整えば、中からツルツルした素肌が出てきます。
6.肌荒れした場合
肌荒れとは、バリア機能では外的要因から守ることができず、肌にダメージを負った状態です。
肌荒れを防ぐ方法は、繰り返しになりますが肌断食の基本を行うこと。
本来肌には、素肌の保湿成分がバリア機能となってお肌を守る力があるからです。
そのため、ワセリンなどの保湿の膜を作って肌を守り、外的刺激を受けないようにします。
そして、肌の状態がよくなるにつれて肌を守る必要がなくなるため、徐々に保湿の量を減らしましょう。
肌断食をはじめてから酷い肌荒れになった場合は、炎症が起こっている可能性があります。
明らかな異常を感じる場合は、皮膚科専門医等にご相談いただきますことをオススメします。
口コミ
以前やめた肌断食
うつくしおに出会い再挑戦うつくしお(美塩)を使いはじめて十ヶ月位になります。
肌断食という言葉は、五、六年前から知っていて、一度夜だけ肌断食を半年くらいしましたが、あまり変化を感じなかったので、また元の化粧品をいろいろと使いました。
以前よりもたくさんのセラミド、ヒアルロン酸とその言葉にひかれ、高価な化粧品を使っていましたが、そんな中、うつくしお(美塩)のことを知り、もう一度挑戦してみようと思い、本当に決断してよかったと思います。
今は肌が、少し白くなったような気がしています。
もう今は、化粧水でも使うのがこわいです。
ほとんど化粧はしていません。
すっぴんで外に出ることは、以前だと考えられませんでした。今一番うれしいのは、とても薄い肌で、さわったらパリッと破けそうだったのが、肌をさわるととても柔らかくて気持ちがいいです。
ぜひとも多くの方に挑戦していただきたいです。
まとめ
肌断食の初期症状を好転反応だと決めつけて、そのまま継続することはよくありません。
※好転反応という言葉には科学的根拠もないため、薬機法でも使用を禁止されています。
肌断食の目的は健康で美しい素肌作りですが、やり方を間違えていると肌断食に失敗してしまいます。
そこで、まずは肌断食の基本を押さえて行いましょう。
- 夜から肌断食からはじめる
- やさしい洗浄力の洗顔を使う
- 毛穴をきれいに保つ
- 日中の保湿は徐々に減らす
夜はお肌が代謝する時間のため、何もつけない素肌で就寝することで代謝を高めます。
肌断食は、素肌がもっている保湿成分を活かす美容法のため、洗浄力がやさしく、かつ、毛穴がきれいになる洗顔を使います。
- 洗浄成分に界面活性剤を使用していないため洗浄力が非常にやさしい
- 美容ソルトが配合されており、泡洗顔では取れない毛穴の汚れを塩の浸透圧で引っ張り出す
- プラセンタやコラーゲンなどの美容成分も配合されており、保湿しながら洗顔できるため洗い上がりの乾燥を防ぐ
肌のバリア機能や代謝は、急に改善されるわけではなく、時間とともに少しずつ取り戻されます。
日中の保湿は少しずつ減らし(1ヶ月後に1種類に減らす)、大きな不安を感じないようなペースで肌断食に取り組みましょう。
ニキビの原因は、急激に洗浄力を落したことによって、過剰分泌された皮脂が肌に残りすぎてしまったことです。
そのため、徐々に洗浄力をやさしくすることがポイントになり、メイク落とし石鹸と、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)を朝晩ともに併用します。
そして、お肌の調子を見ながら朝は美容ソルトのみに変更し、ニキビが落ち着いてきたらメイクしない日は夜も美容ソルトのみに移行します。
- 朝 →メイク落とし石鹸+美容ソルトの洗顔
- 夜 →メイク落とし石鹸+美容ソルトの洗顔
- 朝 →美容ソルトの洗顔
- 夜 →メイク落とし石鹸+美容ソルトの洗顔
脂性肌(皮脂)が気になる場合のケア方法は、上記のニキビのときと同じです。
メイク落とし石鹸と、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)を朝晩ともに併用します。
そして、お肌の調子を見ながら朝は美容ソルトのみに変更し、皮脂が落ち着いてきたら夜も美容ソルトのみに移行します。
かゆみが出ている場合は、脂漏性皮膚炎などの可能性があるため注意が必要です。
強いかゆみを感じる場合は、自己判断せずに皮膚科専門医等にご相談しましょう。
肌断食の乾燥を防ぐポイントはこちらです。
- やさしい洗浄力の洗顔を使うこと
- 毛穴をきれいに保つこと
- 保湿は徐々に減らすこと
つまり、肌断食の基本通りに行うことが、乾燥に悩まされないで肌断食を行う方法です。
肌断食初期の角栓は、今までのスキンケアやメイクなどの肌習慣と、肌断食によるギャップによって発生しています。
そのため、夜から何もつけない肌断食をはじめて、日中はワセリンなどの保湿剤に頼ることで肌のバランスを大きく崩さないようにしましょう。
つまり角栓も、肌断食の基本通りに行うことで予防となります。
肌断食を行うと、ターンオーバーによって今まで剥がれ落ちていなかった老化角質が、脱皮をするかのように剥がれ落ちる人がいます。
もしくは、酷い乾燥によって角質がめくり上がり、皮がむけることもあります。
いずれにしても皮がむける場合、日中はムリをせずワセリンなどをつけて様子を見ましょう。
肌荒れを防ぐ方法は、肌断食の基本を行うことです。
しかしながら肌荒れしてしまった場合は、ワセリンなどの保湿の膜を作って肌を守り、外的刺激を受けないようにします。
そして、肌の状態がよくなるにつれて肌を守る必要がなくなるため、徐々に保湿の量を減らしましょう。
明らかな異常を感じる場合は、皮膚科専門医等にご相談いただきますことをオススメします。
もし、なんらかの症状が出てしまったときは、“好転反応だから”とグッと我慢するのではなく、基本を見なおすとともに自分に合った方法で行いましょう。
加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役
2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。
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