「しっかりと保湿しているのに乾燥する」
「スキンケアをしているのに効果が出ない」
など、さまざまな化粧品を試しても期待した効果を得られない人にオススメしたいのが、洗顔後に何もつけない美容法です。
スキンケアの常識とは逆で、美肌のヒントは引き算にあります。
そこでこのページでは、洗顔後に何もつけない方がキレイになる理由と、シンプルケアのやり方について解説します。
何もつけないことで美肌になる理由を、肌断食研究所代表の、私、加藤が解説します!
目次
洗顔後に何もつけないとどうなる?
洗顔後に何もつけない美容法で得られるのは、自らがもっている力だけで潤った素肌になれることです。
洗顔後に何もつけないと、カサカサに乾燥しシワシワなお肌になると思いがちですが、大間違いです。
保湿を中心としたスキンケアが必要というのは、化粧品に頼ってきた人の思い込みにすぎません。
また、洗顔後に何もつけない美容法は“肌断食”といい、スキンケア法として確立されています。
洗顔後に何もつけない美容法「肌断食」
肌断食とは、肌の断食。
つまりは、化粧品に頼らない美容法です。
素肌本来が持っている力を引き出すために、化粧品を減らしたり、化粧品を使わないようにします。
つまり、引き算の美容法です。
今まで付け足すことがスキンケアの基本と思っていた人には、信じられないかもしれません。
しかしながら、洗顔後に何もつけないことが、素肌そのものの美しさを引き出すことにつながるのです。
洗顔後に何もつけない効果
スキンケア化粧品やメイクに頼っている肌は、バリア機能や代謝が低下しているため、年齢とともに悩みが深くなりがち。
洗顔後に何もつけない“肌断食”をはじめることで、素肌本来の力が引き出されれば、さまざまな肌悩みに効果的です。
■洗顔後に何もつけない効果
- 肌がもつ保湿成分だけで乾燥しなくなる
- ふっくらとしたキメができて毛穴(角栓)が目立たなくなる
- ニキビができにくくなる
- くすみがなくなりワントーン明るくなる
etc‥
これらは、バリア機能が高まることやターンオーバーが整うことによってもたらされます。
つまり肌断食とは、素肌本来の力を引き出すことで、健康で美しい素肌を目指せるのです。
洗顔後に何もつけない方がいい理由
洗顔後に何もつけない方がいい理由は、
- バリア機能
- ターンオーバー
という、2つの機能が肌には備わっており、何もつけないことで本来の力を発揮するからです。
1.バリア機能
バリア機能とは、皮膚表面の角層(角質層)が担っており、主に2つ役割があります。
- 外部の異物が体内に入らないようにすること
- 体内の水分が蒸発しないようにすること
バリア機能とは、外部の異物が体内に入らないように、そして体内の水分が外に出ないように、外側と内側の境界線の役割をはたしています。
そのバリア機能に欠かせない成分が、角層に含まれる天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質という2つの素肌の保湿成分です。
素肌がもつ2つの保湿成分は、どれだけ高価な化粧品でも足元に及ばないほどの保湿力があります。
この素肌の保湿成分が、角層の隙間を埋めるように敷き詰められることで、肌は高い保湿力を保持するとともに外部の異物が体内に入ることを防いでいます。
2.ターンオーバー
ターンオーバーとは、お肌が一定のサイクルで新しく生まれ変わるための新陳代謝のことを言います。
ターンオーバーが正常に働くことで、常に肌は新鮮で若々しい細胞を保てます。
また、肌の保湿成分である細胞間脂質や天然保湿因子も、ターンオーバーによって作り出されます。
古くなった角質が剥がれ落ちることは、肌の奥の基底層へ「細胞を作り出して」というサイン。
この角質からのサインによって基底層では細胞分裂を行い、新たにフレッシュな細胞を送り出すとともに、潤った美しい素肌が保たれます。
何もつけないことで老化角質が剥がれ、新たな細胞が生まれます。
けっして、化粧品によって素肌の保湿成分が作り出されるわけでも、ターンオーバーを促進させるわけでもありませんよ。
過剰なスキンケアは肌トラブルの原因に
「肌がきれいな人ほど、特別なケアをしているはず」と思ってしまいますが、スキンケアを頑張っている人ほど肌トラブルに悩んでいます。
なぜなら過剰なスキンケアは、バリア機能の低下を招いたりターンオーバーを乱れさせ、
- 乾燥
- 毛穴詰まり(角栓)
- ニキビ・吹き出物
- 肌荒れ
- シミ・シワ
などの肌トラブルを誘発するからです。
“美肌の人ほど何もつけていない”ものです。
逆に、化粧品を足せば足すほど肌の負担となり、肌を痛めてしまうので注意しましょう。
「どんな化粧品を使ってもよくならない」とお悩みの人は、ぜひ、何もつけない美容法である“肌断食”をお試しください!
初心者にオススメの肌断食のやり方をご紹介します。
洗顔後に何もつけない“肌断食”のやり方
洗顔後に何もつけない美容法である“肌断食”において、大切なことは「ムリなく続けること」です。
今からお伝えするポイントは、どのような肌悩みの方にも共通した“ムリなく肌断食をはじめられるやり方”になります。
- 夜から肌断食からはじめる
- やさしい洗浄力の洗顔を使う
- 毛穴をきれいに保つ
- 日中の保湿は徐々に減らす
この4つのポイントが肌断食の基本となり、健康で美しい素肌に導きます。
「夜だけ肌断食」からはじめる
はじめからすべての化粧品をやめるのではなく、夜から何もつけないようにします。
お肌は寝ている間に代謝し、油分や水分を出すことで翌朝はしっとりした健康な素肌に戻るからです。
この夜の代謝サイクルを毎晩繰り返すことが何より大切で、徐々にお肌は本来の力を取り戻します。
夜にクリームなどで毛穴にフタをすると、お肌は代謝できなくなってしまいますよ。
やさしい洗顔を使い、毛穴をきれいに保つ
肌断食は、素肌の保湿成分を活かす美容法のため、洗浄力がやさしく、かつ、毛穴がきれいになる洗顔を使います。
そのため、まずはじめにクレンジング(メイク落とし)をやめましょう。
なぜなら、クレンジングに含まれる合成界面活性剤は、洗浄力が非常に強く、メイクを溶かすだけでなく素肌の保湿成分まで削ぎ取ってしまうからです。
また、肌断食では純石鹸を選ばれる人が多いのですが、純石鹸は洗浄力が非常に強いため、肌断食初期の乾燥を招く恐れがありますのでオススメできません。
純石鹸は、やさしい洗浄力と思っている人が多いですが、大きな勘違いです。
実は、洗浄力の強い部類に入りますので注意してくださいね。
そこでオススメしたいのが、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)です。
- 洗浄成分に界面活性剤を使用していないため洗浄力が非常にやさしい
- 美容ソルトが、泡洗顔では取れない毛穴の汚れを塩の浸透圧で引っ張り出す
- プラセンタやコラーゲンなどの美容成分が、保湿しながら洗顔できるため洗い上がりの乾燥を防ぐ
つまりうつくしお(美塩)は、“肌断食のポイントである「やさしい洗浄」と「毛穴をきれいに保つ」ことができる洗顔なのです。
日中の保湿は徐々に減らす
今まで化粧品に頼ってきていたり、クレンジングや洗顔料を使ってきた肌は、素肌で潤う力が低下しています。
その状態から突然すべての化粧品をやめると、酷く乾燥してしまいます。
肌のバリア機能や代謝は、急に改善されるわけではなく、少しずつ時間とともに取り戻されます。
そのため、はじめからムリをする必要はありません。
自分の肌と相談しながら化粧品や保湿の量を減らすことで、少しずつ肌への自信を取り戻しながら肌断食を続けることができます。
保湿を減らす目安は、1か月後に1種類までに減らせればいいでしょう。
肌断食で大切なことは継続することです。
続けるからこそ、素肌本来の美しさが引き出されますので、焦らずに取り組みましょう。
メイクは肌にやさしいもの
素肌が健康美肌になり、すっぴんに自信がつくと、ノーファンデ生活になれるのが肌断食のメリットです。
しかしながら、肌断食をはじめたからといってすぐにファンデーションなどのメイクをやめることが難しいことも事実。
そこで素肌に自信がもてるまでは、肌にやさしいメイクを使い、肌への負担を減らしながら徐々に薄化粧にするやり方をオススメします。
化粧品は、つぎの四原則に沿ったものを選びましょう。
- 石鹸(お湯)で落ちる
- 合成界面活性剤無添加
- シリコン無添加(ノンシリコン)
- 紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
四原則に沿ったファンデーションであれば、パウダータイプになり「ミネラルファンデーション」などの名称で販売されています。
リキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは、合成界面活性剤や防腐剤、シリコン配合がほとんど。
これらは、素肌の保湿成分や常在菌をそぎ取ったり、毛穴詰まりの原因になりますので使用は控えましょう。
日焼け止め(紫外線対策)
紫外線対策は、日焼け止めを使うことよりも先に、
- 日傘
- 帽子
- サングラス
- 長袖
など、物理的に防ぐことを第一に考えます。
もちろん、長時間に渡る紫外線照射は肌へダメージを与えますが、真夏の日中であっても15〜20分程度であれば害になりません。
とはいえ紫外線が心配な人や、メイクをする人は、化粧品の四原則に沿ったパウダーファンデーションをつけるといいでしょう。
パウダータイプのファンデーションには、紫外線散乱剤という日焼け止め成分を配合しているものが多く、日常生活での紫外線対策としては十分な効果を発揮します。
日焼け止めクリームは肌への負担が大きいため、レジャーやスポーツ観戦、海水浴など長時間に渡って日光にあたるような時のみにしましょう。
また「SPF値は20〜30程度」、「PA値は++ 〜 +++程度」にして、あまり強いものを選ばないようにすることも、肌への負担を和らげます。
このようなときも洗顔後に何もつけないでOK?
「洗顔後に何もつけないことがスキンケアになる」
「化粧品に頼らない肌断食という美容法がある」
とお伝えしても、「このようなときも大丈夫ですか?」とご質問をよくいただきます。
そこで、よくあるご質問にお答えします!
1.洗顔後に何もつけなくてもシワにならないのか?
洗顔後に何もつけなくても、シワになる心配はありません。
なぜなら、肌には細胞間脂質(セラミド)と天然保湿因子(アミノ酸)という、2つの保湿成分が備わっているからです。
この素肌の保湿成分は、人工的な油である化粧品では到底太刀打ちできないほどの保湿力があり、化粧品で補えるものではありません。
シワ予防をするのなら、最高の天然のクリームである“素肌の保湿成分”を活かしましょう。
2.40代・50代以降も洗顔後に何もつけなくてもいいのか?
40代でも50代でも、洗顔後の保湿は必要ありません。
70代以上の方が、健康で美しい素肌作りに化粧品が必要ないことを実感されている人もいます。
肌がキレイなご年配の人ほど、特別なケアをしていないものです。
化粧品による外側からのケアではなく、バランスのいい食事や適度な運動などの内面美容こそが、本質的なケアになることを肝に銘じましょう。
以前やめた肌断食
うつくしおに出会い再挑戦うつくしお(美塩)を使いはじめて十ヶ月位になります。
肌断食という言葉は、五、六年前から知っていて、一度夜だけ肌断食を半年くらいしましたが、あまり変化を感じなかったので、また元の化粧品をいろいろと使いました。
以前よりもたくさんのセラミド、ヒアルロン酸とその言葉にひかれ、高価な化粧品を使っていましたが、そんな中、うつくしお(美塩)のことを知り、もう一度挑戦してみようと思い、本当に決断してよかったと思います。
今は肌が、少し白くなったような気がしています。
もう今は、化粧水でも使うのがこわいです。
ほとんど化粧はしていません。
すっぴんで外に出ることは、以前だと考えられませんでした。今一番うれしいのは、とても薄い肌で、さわったらパリッと破けそうだったのが、肌をさわるととても柔らかくて気持ちがいいです。
ぜひとも多くの方に挑戦していただきたいです。
3.脂性肌も洗顔後に何もつけないでいいのか?
脂性肌も、洗顔後に何もつける必要はありません。
脂性肌は、皮脂の過剰分泌が原因のため、洗顔の洗浄力を少しずつ落としていくのがポイントになります。
クレンジングや化粧品の使用を控えることで、徐々に皮脂バランスが整ってくるでしょう。
4.男性も洗顔後に何もつけないでいいのか?
男性も、洗顔後に何もつける必要はありません。
最近、メンズコスメが増えている影響により、男性も化粧品を使う人が増えています。
それにともない、当サイトを運営する肌断食研究所のお客様も年々男性が増えており、化粧品による肌トラブルに悩まれる男性も増えていることを実感しています。
5.中学生・高校生も洗顔後に何もつけないでいいのか?
中学生や高校生も、洗顔後に何もつける必要はありません。
10代はおめかしをしたくなり、化粧品を使いたくなる時期ですが、化粧品によって肌本来のバランスを崩してしまいがちです。
とくに思春期ニキビに化粧品を使うと、皮脂バランスが崩れてターンオーバーも乱れることで、20代・30代も悩み続ける“慢性ニキビ”になる恐れがあります。
そのため、ニキビができても「一時的なものだ」と割り切って、化粧品に頼らないようにしましょう。
思春期は、汗や皮脂が出る量も活発なので、洗顔はしっかりしてくださいね。
朝にたっぷりスキンケアをするという意見について
「夜の洗顔後は何もつけず、朝にスキンケアをたっぷりするといい」という意見があります。
就寝時は何もつけないことで皮脂や汗の排泄を促し、朝はたっぷり美容成分を与えることでより吸収するという考えのようです。
どれだけ化粧品を塗っても、美容成分が肌の栄養として取り込まれることはありません。
化粧品に頼って、潤った肌を作るという考え方はナンセンスなのです。
つまり、肌断食とは似て非なるもの。
さまざまな化粧品や美容法がありますが、素肌のもつ保湿成分はどのような化粧品よりも優秀です。
素肌がもっている力を信じましょう!
“納得できる根拠”がない美容情報を、鵜呑みにしないようにしましょう。
美容医療の専門書にも、「何もつけなくていい」と書いていますよ。
肌の健康のためには水洗顔で、何もつけない、肌本来が持つ皮脂や細胞間脂質、天然保湿因子を取り去らないことが基本である。
洗顔料で肌を洗浄し、基礎化粧品をしっかりつけないといけないというのは幻想であり、取り去らなければつけなくてもよい。
引用元: 美容医療超実践講座
まとめ
洗顔後に何もつけない美容法は“肌断食”と言います。
化粧品に頼らない理由は、素肌本来の力を引き出すためです。
洗顔後に何もつけないことで、素肌の代謝を促し、素肌本来の潤いや美しさを引き出します。
- 肌がもつ保湿成分だけで乾燥しなくなる
- ふっくらとしたキメができて毛穴が目立たなくなる
- ニキビができにくくなる
- くすみがなくなりワントーン明るくなる
逆に、過剰な化粧品はバリア機能を低下させ、ターンオーバーを乱れさせてしまい、さまざまな肌悩みを引き起こします。
洗顔後に何もつけなくても乾燥せず、美肌を保てる理由は、
- バリア機能
- ターンオーバー
という、2つの機能があるからです。
この2つの機能が働くからこそ素肌の健康は保たれ、化粧品に頼らないことが素肌を活かすことにつながります。
- 夜から肌断食からはじめる
- やさしい洗浄力の洗顔を使う
- 毛穴をきれいに保つ
- 日中の保湿は徐々に減らす
はじめからすべての化粧品をやめるのではなく、夜から何もつけないようにします。
日中の保湿は、ムリをしないように徐々に減らします。
洗顔は、素肌の保湿成分を活かすために、洗浄力がやさしく、かつ、毛穴がきれいになるものを使います。
そこでオススメしたいのが、美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)です。
■うつくしお(美塩)の特徴
- 洗浄成分に界面活性剤を使用していないため洗浄力が非常にやさしい
- 美容ソルトが、泡洗顔では取れない毛穴の汚れを塩の浸透圧で引っ張り出す
- プラセンタやコラーゲンなどの美容成分が、保湿しながら洗顔できるため洗い上がりの乾燥を防ぐ
私たち肌断食研究所が、しっかりとサポートをさせていただきます!
加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役
2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。
詳しくは、運営者情報と運営者ポリシーや、創業秘話を御覧ください。