肌断食で、石鹸(純石鹸)を使って洗顔する人は、
「乾燥で顔がザラザラ」
「毛穴がきれいにならずに角栓がひどい」
「洗顔後に顔が突っ張って化粧水をつけたくなる」
という声が多いようです。
そこでこのページでは、肌断食に成功するためのオススメの洗顔方法と、石鹸(純石鹸)をオススメしない理由について解説します。
当サイトを運営する肌断食研究所は、洗顔が専門分野です。
代表の私、加藤がお伝えします!
目次
肌断食とは
肌断食とは、肌の断食。
化粧品に頼らない美容法です。
素肌本来がもっている力を引き出すために、化粧品を減らしたり化粧品を使わないようにします。
つまり、引き算の美容法です。
逆に、肌によいと思っているスキンケアが、肌を痛めていたり弱らせたりすることがあるのです。
与えればいいという発想をやめて、負担を減らす引き算の考え方を取り入れるだけで、肌は本来の美しさを取り戻します。
肌断食には純石鹸がオススメ?
結論からお伝えすると、肌断食に純石鹸はオススメできません。
なぜなら、純石鹸は洗浄力が強く、肌の保湿成分までそぎ取ってしまう可能性があるからです。
純石鹸は、洗浄成分(石鹸素地)のみで作られるため洗浄力が強いのです。
このことを理解せずに乾燥肌の人が純石鹸を使うと、過度の乾燥を招いてしまい、「私には肌断食が合わない」などと言って、肌断食に挫折してしまいます。
ネット上には、肌断食には純石鹸をオススメしているサイト(記事)が見られます。
これは、肌断食を広めた宇津木龍一先生(形成外科医・美容皮膚科医)が、著書「肌の悩みがすべて消える、たったひとつの方法」にて、純石鹸を推奨されているからです。
しかしながら、洗浄力がやさしいわけではありませんので、勘違いはしないでくださいね。
肌断食に石鹸はオススメできない
肌断食に、純石鹸以外の市販の石鹸もオススメできません。
主な理由は、こちらの2つです。
- 洗浄力が強く乾燥すること
- 毛穴詰まりが取れないこと
バリア機能が低下した肌が石鹸を使うと、肌に必要な油分まで取り除いて乾燥を招き、肌断食に失敗してしまいます。
さらに最近では、「石鹸」と表記されていても、合成界面活性剤や発泡剤を加えているものも多いので注意が必要です。
またメイクなどの化粧品には、シリコーンなどの“水にも油にも溶けない成分”が配合されています。
石鹸は、油(界面活性剤)によって汚れを落とす原理ですが、シリコーンなどの溶けない成分は落とせません。
そのため、泡では毛穴に詰まった化粧品汚れを落とせず、毛穴詰まり(角栓)が発生することも懸念されます。
「泡洗顔では、乾燥するし毛穴汚れが取れない」とお悩みの人は、洗顔を見なおしましょう。
美容医療の専門書にも、石鹸や洗顔料は洗浄力の強さが懸念されていますよ。
石鹸、洗顔料は汚れを落とすだけではなく、肌本来が備え持つ保湿因子、皮脂などを取り去ってしまう傾向がある。
引用元: 美容医療超実践講座
無添加石鹸も洗浄力が強い
“無添加”というキーワードを聞くと、肌にやさしいと思う人が多いようですが、大きな間違いです。
なぜなら、無添加石鹸とは純石鹸のことを言い換えているだけなので、洗浄力が強いからです。
無添加石鹸とは、石鹸成分(石けん素地)以外のものが入っていないという意味であり、洗浄成分のみで作られた石鹸になります。
“無添加”という言葉だけで判断しないようにしましょう。
石鹸は、石けん素地(油)から作る古くからある洗浄剤です。
石鹸の特徴は、石鹸は洗浄力が強く、生分解されることです。
生分解されるため、多少の洗い残しがあったとしても肌の上で分解されて、洗浄力が時間とともに失われます。
そのため、毒性が小さく、洗い残しによる害のリスクが低い洗浄剤です。
合成洗剤とは、合成界面活性剤を使用した洗浄剤で、洗浄力が強い傾向にあります。
合成洗剤は、石鹸以外のものすべての洗浄剤です。
合成界面活性剤の特徴は、生分解されないことです。
つまり自然の力では分解されないため、洗い残しがあると、肌に残った合成界面活性剤が皮脂を取り続けてしまい、バリア機能を壊してしまうことがあります。
合成界面活性剤は、洗顔料だけではなくシャンプーやボディーソープなどはもちろん、メイクやスキンケア化粧品などにも使用されています。
合成界面活性剤は刺激性接触皮膚炎を起こしやすく、特に目の周り、口周り、フェイスライン、首などのバリア機能が低下しやすい。
オススメは石鹸を使わない洗顔方法
肌断食の成功には、洗顔がもっとも大切になります。
そんな洗顔のポイントは2つ。
- 毛穴をきれいに保つこと
- 必要な油分を肌に残すこと
そこで手前味噌ですが、肌断食研究所では、肌断食を成功させるために美容ソルトの洗顔料を開発・販売しています。
美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)」
美容ソルトの洗顔料 “うつくしお(美塩)”には、3つの特徴があります。
- 塩の浸透圧によって、泡では取れない毛穴汚れを取る
- 界面活性剤を使用していないため、必要な皮脂を残してくれる
- 美容成分を配合し、敏感肌の方もやさしく洗顔できる
“うつくしお(美塩)”は、洗浄成分に美容ソルトを配合することで、塩の浸透圧によって泡では取れない毛穴汚れを引っ張り出します。
また、界面活性剤を使用していないため、必要な皮脂を肌の表面に残します。
さらにプラセンタやコラーゲン、トレハロースなどの美容成分を配合しており、洗浄による刺激を和らげるため、敏感肌の方にもやさしく洗顔できます。
つまりうつくしお(美塩)は、肌断食の失敗原因である「毛穴や乾燥」を解決した、肌断食に成功するための洗顔です。
肌断食の成功ポイント
肌断食において、洗顔がもっとも大切になることはお伝えしましたが、それ以外にもいくつかポイントがあります。
- 夜だけ肌断食からはじめる
- 乾燥したらワセリンを少量つける
- メイクはお湯か石鹸で落ちるもの
- メイク落としには馬油の石鹸(釜炊き鹸化法)
洗顔を変えるだけでは、素肌本来の力を発揮することはでえきません。
これらのポイントも押さえて肌断食を行いましょう!
1.夜だけ肌断食からはじめる
まずは、すべての化粧品をやめるのではなく、夜から何もつけないようにします。
なぜなら、お肌は寝ている間に代謝するため、夜に毛穴が通っていることで油分や水分を出し、翌朝はしっとりした健康な素肌に戻るからです。
夜にクリームなどで毛穴にフタをすると、お肌は代謝できなくなってしまいます。
この夜の代謝サイクルを毎晩繰り返すことが何より大切で、徐々にお肌は本来の力を取り戻します。
2.日中の化粧品は徐々に減らす
化粧品に頼ってきた肌は、バリア機能が低下していることが予想できます。
バリア機能が低下した肌は、乾燥するだけでなく、肌を守る力が低下しているため外的刺激にも弱い状態です。
そのため日中はムリをせず、ワセリンなどを薄く塗って肌を守ります。
そして、お肌の調子を見ながら徐々につける量や種類を減らせば、肌断食初期の乾燥に悩まされずに済むでしょう。
肌断食初期は、今まで使っていたクリームなどで保湿してもOKです。
しかしながら、つける量は必要最小限にします。
肌断食をはじめて1ヶ月程度で、スキンケア化粧品は1種類までに減らしましょう。
3.メイクはお湯か石鹸で落ちるもの
肌断食をはじめてすぐに、ノーファンデ生活にはなれないものです。
そこでファンデーションなどのメイクをしたい場合は、お湯か石鹸で落とせるものを選びます。
クレンジングはお肌への負担が非常に大きいので、けっして使わないようにしましょう。
■化粧品の四原則
- お湯か石鹸で落ちる
- 合成界面活性剤無添加
- シリコン無添加(ノンシリコン)
- 紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
4.メイク落としには馬油の石鹸(釜炊き鹸化法)
肌断食には、美容ソルトの洗顔料“うつくしお(美塩)”をオススメしていますが、うつくしお(美塩)には油も界面活性剤も入っていないため、メイクを落とすことができません。
※お湯で落ちる化粧品は落とせます
純石鹸や市販の石鹸は、洗浄力が強く肌の保湿成分まで取り除いてしまうため、メイク落としとして使いたくありません。
そこで肌断食研究所では、メイクを落とすことを目的とした、洗浄力がやさしい石鹸を開発しました。
- 人間の皮脂に似ていて洗浄力がマイルドな馬油が主原料
- 保湿成分(グリセリン)が残る製法(釜炊き鹸化法)
- 洗浄力をやさしくするためにグラニュー糖などを配合
つまり、“メイク落とし石鹸”とは、洗浄力をやさしくすることに特化した石鹸です。
メイク落とし石鹸は、マイルドな洗浄力でやさしくメイクオフができ、お肌への負担を最小限に抑えます。
そのため、肌断食をはじめたばかりの人など化粧品を使いたい人にオススメです。
肌断食をするなら、メイクオフにまでこだわりましょう。
その1.成分による違い
市販の石鹸でよく使われる原料には、牛脂やヤシ油、パーム油などがあります。
これらは泡立ちがよく洗浄力が強いため、敏感肌の方やバリア機能が低下しているお肌には、負担が大きいと言えます。
それに対して“メイク落とし石鹸”の原料となる馬油は、非常にやさしい洗浄力です。
しかしながら洗浄力が弱いため、泡立ちはよくありません。
石鹸の作り方は、二通りあります。
- 中和法
- 釜炊き鹸化法(メイク落とし石鹸)
また、大量生産に向く製造方法になるため、市販されている多くの石鹸が中和法で作られています。
“メイク落とし石鹸”の製法である「釜炊き鹸化法」は、製造過程で保湿力のあるグリセリンなどが残るため、洗浄力がマイルドです。
そのためお肌の保湿成分を残したり、常在菌にもやさしく、肌断食には適している石鹸といえます。
しかしながら釜炊き鹸化法は、熟練の技術と職人技が必要になるため、あまり市販されていません。
泡立ちのよさは、洗浄力の強さとある程度比例します。
つまり泡立ちのいい洗顔は、洗浄力が強くなります。
しかしながら、泡立ちがいいほどやさしいイメージにつながるため、各メーカーは泡立ちをよくするために“合成界面活性剤や発泡剤を配合した石鹸”も発売しています。
肌断食は洗顔しなくてもいい?
ネット上には、“肌断食は洗顔しない”と書いている記事やブログを見かけますが、洗顔は必ず行いましょう。
洗顔をしないと、毛穴詰まりやニキビ、ときには脂漏性皮膚炎の原因になります。
また、皮脂が酸化すると肌に刺激を与え、肌荒れにつながります。
はじめから水だけ洗顔はオススメできない
肌断食では、水だけ(ぬるま湯だけ)の洗顔をすすめるサイトがありますが、オススメできません。
なぜなら、クレンジングや洗顔料(石鹸)を使ってきた肌は、皮脂分泌が過剰な傾向があるため、水だけでは皮脂汚れが取り切れず、ニキビや肌荒れなどを引き起こすことがしばしばあるからです。
とくに、今までクレンジングや洗顔料を使っていた人は、肌断食に失敗する原因になってしまいます。
肌断食はやめたほうがいい?
肌断食はやめたほうがいいと主張するサイト(記事)は、「スキンケア化粧品に頼らないと美しい肌は保てない」という意見のようですが、実際はまったくの逆で、化粧品で肌にダメージを負い、その結果シミやシワにつながることが多々あります。
肌断食を否定するのは、化粧品会社や美容系サイト、美容家など自社の化粧品やサービスを販売する立場の人に多く、自己都合が良くなるように記事を結論つけているものが見受けられます。
とくにネット上には、根拠のない情報が溢れていますので、不必要に不安がらないようにしましょう。
まとめ
肌断食に石鹸(純石鹸)はオススメできません。
なぜなら、純石鹸は洗浄力が強く、肌の保湿成分までそぎ取ってしまう可能性があるからです。
さらに
- 洗浄力が強く乾燥すること
- 毛穴詰まりが取れないこと
も肌断食に失敗してしまう原因となってしまいます。
■うつくしお(美塩)3つの特徴
- 塩の浸透圧によって、泡では取れない毛穴汚れを取る
- 界面活性剤を使用していないため、必要な皮脂を残してくれる
- 美容成分を配合し、敏感肌の方もやさしく洗顔できる
肌断食の成功には、次のポイントも重要です。
- 夜だけ肌断食からはじめる
- 乾燥したらワセリンを少量つける
- メイクはお湯か石鹸で落ちるもの
- メイク落としには馬油の石鹸(釜炊き鹸化法)
■化粧品の四原則
- お湯か石鹸で落ちる
- 合成界面活性剤無添加
- シリコン無添加(ノンシリコン)
- 紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
メイクをした際は、市販の石鹸や純石鹸で落とすのではなく、洗浄力のやさしい“メイク落とし石鹸”を使用します。
■メイク落とし石鹸の特徴
- 人間の皮脂に似ていて洗浄力がマイルドな馬油が主原料
- 保湿成分(グリセリン)が残る製法(釜炊き鹸化法)
- 洗浄力をやさしくするためにグラニュー糖などを配合
肌断食の目的は、「健康で美しい素肌」を作ることです。
この目的を達成するために、ぜひ、美容ソルトの洗顔料 “うつくしお(美塩)”を使ってみてください。
私たち肌断食研究所が、しっかりとサポートをさせていただきます!
加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役
2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。
詳しくは、運営者情報と運営者ポリシーや、創業秘話を御覧ください。