【肌断食】脂性肌のやり方|オイリー肌を改善する方法

肌断食をすると、

「脂性肌がよくなった」
「テカリがなくなった」
「インナードライではなくなった」

という、口コミをよく目にします。

逆に「肌断食をしたら皮脂が気になる」「肌断食をしたらニキビができた」など、一部ネガティブな発言も見られます。

これらは、肌断食のやり方が間違っていたり、皮脂が出やすい環境になっていることが原因です。

そこでこのページでは、脂性肌の肌断食のやり方と、肌断食後のオイリー肌の対処法などをお伝えします。

肌断食社長

脂性肌やインナードライで悩んでいる人には、肌断食はオススメのスキンケアです!

肌断食研究所代表の、私、加藤がご紹介します!

肌断食とは

肌断食とは、肌の断食。
化粧品に頼らない美容法です。

素肌本来が持っている力を引き出すために、化粧品を減らしたり化粧品を使わないようにします。
つまり、引き算の美容法です。

化粧品に頼らなくても、肌のバリア機能や皮膚の常在菌など、本来の肌の機能が発揮できていたら、なにも塗らなくても乾燥せず美しい肌が保てます。

肌の健康が保たれれば、さまざまな肌悩みから開放されます。

与えればいいという発想をやめて、負担を減らす引き算の考え方を取り入れるだけで、肌は本来の美しさを取り戻すのです。

脂性肌は肌断食で改善するのか?

結論からお伝えすると、脂性肌の人に肌断食は大変オススメです。

肌断食をすると、皮脂バランスが整うことが多いからです。

そのため、オイリーな箇所と乾燥する箇所が混在する、混合肌にもオススメできます。

肌断食社長

脂性肌の肌断食は、やり方を間違えるとニキビが増えたり、脂漏性皮膚炎になることもありますので、ポイントを押さえて取り組みましょう!

脂性肌の原因

脂性肌の原因

脂性肌は、過剰な洗浄が原因となっていることがよくあります。

とくに

  1. クレンジング
  2. ニキビ用の洗顔料
  3. 泡立ちのいい洗顔料(石鹸)
  4. 男性用の洗顔料

は、非常に洗浄力の強いものが多いため注意が必要です。

皮脂が過剰分泌される理由は、肌の保湿成分(細胞間脂質・天然保湿因子)や皮脂を取りすぎてしまい、その結果、肌が乾燥を防ごうとして皮脂を過剰に分泌するようになるからです。

これが長期間続くと、肌は強い洗浄を前提とした環境で皮脂バランスを保とうとしてしまい、慢性的なオイリー肌になってしまいます。

1.クレンジング

クレンジング(メイク落とし)は、油性の落ちにくい化粧品を落とせるほど、非常に強い洗浄力をもっています。

そのため、メイクだけでなく肌の保湿成分まで削ぎ落としてしまうため、肌断食では使用しません。

クレンジングを使用している人は、お湯や石鹸で落とせるメイクにするなど化粧品を見なおしましょう。

2.ニキビ用の洗顔料

ニキビは、毛穴が詰まり、詰まった毛穴に皮脂が溜まり炎症を起こしています。

ニキビ用の洗顔料は、過剰な皮脂を取り除くために洗浄力が強くなっています。

強い洗浄を継続するとさらに皮脂が過剰分泌し、ニキビが慢性化して“治らないニキビ”になるので注意しましょう。

3.泡立ちのいい洗顔料(石鹸)

「泡でやさしく毛穴汚れを取り除く」という謳い文句を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

意外な事実かもしれませんが、泡立ちのよさと洗浄力の強さは、ある程度比例します。

つまり、泡立ちがいいほど洗浄力が強くなり、消費者の認識とは逆の印象を与えているのです。

また最近では、「石鹸」と表記された製品にも、合成界面活性剤や発泡剤などが入っているものも多いため、「やさしさアピール」をしているものにも注意しましょう。

4.男性用の洗顔料

男性は、洗顔後のさっぱり感を求めている人が多いため、男性用の洗顔料は洗浄力が強いという特徴があります。

また清涼感のためにメントールを配合しているものも多く、刺激に弱い敏感肌には注意が必要です。

皮脂の出すぎは肌トラブルに

皮脂の出すぎは肌トラブルに

脂性肌は、皮脂で肌がテカるだけが問題ではありません。

  • 皮脂腺が拡大して毛穴が目立つ
  • ニキビ
  • 脂漏性皮膚炎

などのリスクが高まります。

皮脂がまったく出ないのも困りものですが、出すぎるのも問題なのです。

何ごとにおいても、バランスが大切ということを覚えておきましょう。

脂性肌の肌断食のやり方

意外と思われるかもしれませんが、脂性肌の人も乾燥肌の人も、“肌断食の基本は同じ”です。

肌断食の基本とは、こちらです。

  1. 夜だけ肌断食からはじめる
  2. 日中の保湿は徐々に減らす
  3. 必要な潤いを残し、毛穴をきれいに保つ洗顔をする
  4. 内面美容を心がける

    これらが肌断食の基本になりますが、「ゆっくりと洗顔の洗浄力を下げる」というのが脂性肌の肌断食のやり方になります。

    順を追って説明します。

    1.夜だけ肌断食からはじめる

    夜だけ肌断食からはじめる

    はじめから、すべての化粧品をやめるのではなく、夜から何もつけないようにします。

    なぜなら、お肌は寝ている間に代謝するため、夜に毛穴が通っていることで油分や水分を出し、翌朝はしっとりした健康な素肌に戻るからです。

    夜にクリームなどで毛穴にフタをすると、お肌は代謝できなくなってしまいます。

    この夜の代謝サイクルを毎晩繰り返すことが何より大切で、徐々にお肌は本来の力を取り戻します。

    2.日中の保湿は徐々に減らす

    日中の保湿は徐々に減らす

    化粧品に頼ってきた肌は、バリア機能が低下していることが予想できます。

    バリア機能が低下した肌は、乾燥するだけでなく、肌を守る力が低下しているため外的刺激にも弱い状態になっています。

    そのため日中はムリをせず、保湿は少しずつ減らします。

    脂性肌の人は、オイル系の化粧品と相性が悪いため、オイルフリーの化粧水(セラミドやアミノ酸が入っている程度のシンプルなもの)か、それでは乾燥する場合はジェル系の化粧品を選びましょう。

    「肌断食の保湿はワセリンのみ」と思っている人がいるようですが、ワセリンは強力なオイルのため、脂性肌にはあまりオススメできません。

    肌断食社長

    オイリーで、とくに乾燥を感じない場合は、何もつけずに過ごしましょう。

    3.必要な潤いを残し、毛穴をきれいに保つ洗顔

    必要な潤いを残し、毛穴をきれいに保つ洗顔

    肌断食の成功には、洗顔がもっとも大切になります。

    洗顔だけで、肌断食初期の乾燥を抑えられたり、テカリを最小限に抑えられるからです。

    洗顔のポイントは2つ。

    1. 毛穴をきれいに保つこと
    2. 必要な油分を肌に残すこと

    この2つを実現できる洗顔を選ぶことが必要ですが、肌断食でよく選ばれている“水だけの洗顔”や“純石鹸での洗顔”はオススメできません。

    その理由はこちらです。

    水だけの洗顔

    脂性肌の人が水だけの洗顔をすると皮脂汚れが取り切れず、ニキビや肌荒れ、ときには脂漏性皮膚炎などを引き起こすことがしばしばあります。

    脂性肌の人が、水だけの洗顔で済ますことは洗浄力を下げすぎであり、肌断食初期に多い肌トラブルの原因になります。

    純石鹸での洗顔

    純石鹸は、その名のとおり石鹸をつくる成分(石鹸素地)のみで作られているため、洗浄力が非常に強く、肌に必要な保湿成分や皮脂まで洗い流してしまうのが問題です。

    皮脂が取られすぎると肌は皮脂を排出しようとしますので、オイリーな肌にはオススメできません。

    肌断食社長

    脂性肌の方にオススメの洗顔方法をお伝えします!

    【オススメ】美容ソルトの洗顔

    肌断食専用の洗顔「美容ソルトのうつくしお(美塩)」

    手前味噌ですが、当サイトを運営する肌断食研究所では、肌断食を成功させるために美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)」を販売しており、脂性肌の人にもオススメしています。

    うつくしお(美塩)には、3つの特徴があります。

    1. 塩の浸透圧で泡では取れない毛穴汚れを取る
    2. 必要な皮脂を残してくれる
    3. 美容成分配合で敏感肌の方もやさしく洗顔できる

    “うつくしお(美塩)”は、洗浄成分に美容ソルトを配合することで、塩の浸透圧で泡では取れない毛穴汚れを引っ張り出します。

    また、界面活性剤を使用していないため、必要な皮脂を肌の表面に残します。

    さらにプラセンタやコラーゲン、トレハロースなどの美容成分を配合しており、洗浄による刺激を和らげるため、敏感肌の方にもやさしく洗顔できます。

    つまりうつくしお(美塩)は、脂性肌の人に必要な「毛穴汚れを取りながら、必要な皮脂を残す」ことができる洗顔です。

    ▼うつくしお(美塩)はこちら▼
    肌断食専用の洗顔料「美塩(うつくしお)」

    4.内面美容

    内面美容

    脂性肌の人は、食生活を含めた私生活の見なおしもすると有効です。

    • バランスのいい食事
    • 適度な運動
    • 十分な睡眠
    • ストレス解消

    肌は、内面の状態を表しますので、内面美容に取り組むことをオススメします。

    また、脂質の摂りすぎにも注意し、水分補給は1日2リットルを目安にこまめに行いましょう。

    肌断食社長

    人は、ストレスがかかるとじとっとした脂汗が出るように、心身の健康を保つことは大切で、内面美容は美肌につながります。

    肌断食をしてもテカリが治らない場合

    肌断食をしてもテカリが治らない場合

    美容ソルトの洗顔料うつくしお(美塩)を使用しても皮脂でテカってしまう場合は、洗浄力がやさしすぎる可能性があります。

    つまり、今まで使っていたクレンジングや洗顔料(石鹸)の洗浄力が強かったために、うつくしお(美塩)では、肌に過剰な皮脂が残ってしまっているのです。

    そのようなときは、釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸の併用をオススメします。

    ■”釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸”の特徴

    • 馬油は、人間の皮脂に近いため肌にやさしく、洗浄力がマイルド
    • 釜炊き鹸化法は、石鹸の中にグリセリンなどの保湿成分が残るため、洗い上がりの乾燥を防ぐ

    「釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸」 → 「美容ソルトの洗顔料」の順番で朝晩洗顔し、皮脂の分泌が落ち着いてきたら美容ソルトの洗顔だけに移行していきます。

    肌断食社長

    オイリーだからといって、けっしてクレンジングや洗浄力の強い洗顔料は使用しないでくださいね。

    ▼釜炊き鹸化法の馬油石鹸はコチラ▼
    うつくしお(美塩)メイク落とし石鹸

    脂性肌のインナードライ

    脂性肌のインナードライ

    「表面はオイリーだけど、肌の奥は乾燥している」というのが、脂性肌のインナードライです。

    インナードライの原因

    インナードライは、素肌の2つの保湿成分「天然保湿因子」と「細胞間脂質」が不足している状態です。

    素肌の保湿成分が不足する原因は、

    • クレンジングや洗顔料などで、保湿成分までそぎ取ってしまうこと
    • 化粧品によってバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れて未熟な角層になること

    です。

    クレンジングや洗顔料で保湿成分がそぎ取られると、肌は乾燥を防ごうとして皮脂が過剰分泌されます。

    さらに化粧品によってターンオーバーが乱れると、十分な保湿成分が作られなくなります。

    つまり、慢性的に肌の中が乾燥している状態になってしまうのです。

    肌断食社長

    健康な肌は、角層に十分な保湿成分が蓄えられるため、ふっくらとしたキメができますよ。

    インナードライの対処法

    インナードライの対処法は、

    • 少しずつ洗顔の洗浄力を下げること
    • 化粧品に頼らないこと

    です。

    洗浄力を少しずつ下げることで、肌の保湿成分を肌に残し、皮脂の過剰分泌を防ぎます。

    さらに化粧品に頼らないことで、ターンオーバーを正常化させて素肌の保湿成分(天然保湿因子・細胞間脂質)を作り出せるようにするのです。

    つまり、このページを参考にして肌断食を行うことが、インナードライから脱却できる方法なのです。

    肌断食をしたら皮脂が気になった場合

    「肌断食をしたらオイリーになった」
    という声を、しばしば聞きます。

    これは、肌断食が原因でオイリーになったのではなく、洗顔の洗浄力を落としすぎたことにより、肌に皮脂が残りすぎていることが原因です。

    つまり、今まではクレンジングや洗顔料で皮脂を取りすぎていたために、気にならなかっただけなのです。

    対処法は、美容ソルトの洗顔を使用するか、美容ソルトの洗顔と釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸を併用することです。

    肌断食をしたらニキビができた場合

    肌断食をしたらニキビができた場合

    「肌断食をしたらニキビができた」という場合も、肌断食が原因ではなく、洗顔の洗浄力を落としすぎたことにより、肌に皮脂が残りすぎていることが原因です。

    そのため対処法も同じで、、美容ソルトの洗顔を使用するか、美容の洗顔と釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸を併用することになります。

    注意点

    1.かゆみには注意

    肌にかゆみが出ている場合、脂漏性皮膚炎になっている可能性があります。

    異常を感じる場合は、皮膚科専門医に相談しましょう。

    2.すすぎの温度は30〜33度のぬるま湯

    肌の温度より高いお湯は、肌の保湿成分を溶かしてしまいバリア機能を低下させます。

    すすぎのお湯の温度は、人肌よりも低い30〜33度ほどのぬるま湯にするようにしましょう。

    ※35度は超えないようにしてください

    3.洗顔は一日2回まで

    皮脂が気になるからといって、洗い過ぎは禁物です。
    洗顔は、朝晩の2回までにしましょう。

    洗いすぎると、さらに皮脂が分泌されるようになり、悪循環から抜け出せなくなります。

    4.強くこすらない

    オイリーになり、皮脂を取り除こうとして肌をこすらないようにしましょう。

    肌をこすると、毛穴に炎症が起こったり、毛穴を広げることになるからです。

    5.拭き取りすぎない

    オイリーだからといって、あぶらとり紙などで皮脂を拭き取るのもあまりオススメできません。

    洗いすぎと同じで、拭き取りすぎると余計に皮脂が出てくるからです。

    また、肌をこすることで毛穴を広げてしまうことも懸念されます。

    まとめ

    肌断食は、皮脂バランスが整うことが多いため、脂性肌の人には大変オススメです。

    脂性肌は、クレンジングや洗顔料などによる過剰な洗浄が主な原因。
    皮脂を取り除きすぎると、素肌はさらに皮脂を出そうとするからです。

    脂性肌の人は、

    • 夜だけ肌断食からはじめる
    • 日中の保湿は徐々に減らす
    • 必要な潤いを残し、毛穴をきれいに保つ洗顔をする
    • 内面美容を心がける

    という肌断食の基本は同じですが、「ゆっくりと洗顔の洗浄力を下げる」というのが脂性肌のポイントになります。

    そこでオススメしたいのが、美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)」です。

    うつくしお(美塩)は、美容ソルトの浸透圧で毛穴汚れを引っ張り出しますが、界面活性剤を使用していないため洗浄力が非常にやさしく、必要な皮脂を肌に残します。

    もし、うつくしお(美塩)だけでは皮脂でテカってしまったり、ニキビが増えた場合などは、洗浄力を下げすぎているサインです。

    皮脂が落ち着くまでは、釜炊き鹸化法で作られた馬油の石鹸を併用しましょう。

    そして、皮脂が落ち着いてきたら美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)」のみに移行します。

    これが、脂性肌の肌断食のやり方です。

    オイリー肌や混合肌で悩んでいる人は、肌断食をオススメします。

    私たち肌断食研究所が、しっかりとサポートさせていただきます!

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    【肌断食専用の無添加洗顔】うつくしお(美塩)
    当記事の執筆者

    加藤憲吾(丸)

    加藤憲吾
    肌断食研究所株式会社
    代表取締役

    2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
    2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
    健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。

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