「鼻やアゴに角栓ができてしまった!」
と悩む声を聞くことがあります。
けっして「肌断食が合わない」から角栓ができたわけでも「肌断食に効果がない」から角栓ができたわけでもありません。
もしあなたが角栓で悩んでいるのなら、化粧品によって毛穴が詰まり、ターンオーバーが乱れてしまっていることを疑いましょう。
角栓地獄から抜け出すためには、「毛穴詰まりを取り除く洗顔法」と「ターンオーバーの正常化」が必要です。
そこでこのページでは、角栓ができる理由と間違った毛穴ケア、正しい対処方法などをご紹介します。
正しい知識を身につけて、一日でも早くきれいな毛穴を取り戻しましょう!
肌断食研究所代表の私、加藤が解説します!
「肌断食をしていないけど角栓に悩んでいる」という方は、毛穴についての基本的な知識も必要です。
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目次
そもそも角栓とは
角栓とは、垢として剥がれそこなった角質と皮脂が混ざり合って、毛穴を防いだ状態です。
角栓は多かれ少なかれ、お肌に必ず存在します。
しかし、過剰に皮脂が分泌されたりターンオーバーが乱れて大量に角質が溜まってしまうと、角栓が目立ってしまうのです。
さらに化粧品が毛穴に入り込むと角栓が巨大化したり、間違ったケアをすると悪化します。
ネットでは肌断食をして角栓に悩む声に溢れている!!
「肌断食に失敗した」という声の多くが、角栓の大量発生と言っても過言ではありません。
肌断食をすると、角栓は必ずできるのでしょうか?
ネットに投稿されている角栓がスゴすぎて、耐えられるか心配です。
必ず角栓が発生するわけではありませんし、角栓ができても対処法がありますのでご安心ください。
ネットで目立つのは極端な例ですから、すべてを真に受けないようにしましょう。
しかし冷静になってみると、もともと化粧品をつけていない男性や子供は、毛穴や角栓に悩んでいる人はほとんどいません。
つまり女性の肌も、化粧品を使わずにお肌のバランスが安定すれば角栓にならないのです。
肌断食を始めてから角栓ができるパターン
角栓に悩む方は、下記のルートをたどっていますのでチェックしてみてください。
肌断食を始める前の肌
- クレンジングや洗顔料によって、肌の保湿成分が取られて乾燥する
- スキンケア化粧品で潤いを補う
- 肌は自ら保湿成分が作り出せなくなる
- 素肌は乾燥しターンオーバーが乱れる
- ターンオーバーの乱れによりキメがなくなり、皮膚が薄くなる
多くの方が上記のような状態になり、スキンケア化粧品でなんとか取り繕っています。
しかしながら、すでに健康な素肌のバランスが崩れているため、肌断食をすると次のような状態に陥ります。
肌断食を開始後の肌
- 肌断食を行うが、素肌の保湿成分が不足しているため乾燥する
- 乾燥を補おうと皮脂が過剰に分泌される
- ターンオーバーの乱れから、毛穴の皮脂や角質が排出されずに詰まる
- 皮膚が薄くなっているため角栓が目立つ
つまり肌断食初期の角栓は、今までのスキンケアやメイクなどの肌習慣と、肌断食によるギャップによって発生しているのです。
逆に、化粧品にあまり頼っていない肌は、早期に皮脂バランスが整いターンオーバーも正常化するため、角栓になりにくくなります。
ニキビに発展することも
角栓やニキビが目立つ状態は、女性としては心穏やかではいられないものですが、皮脂分泌のバランスが整えばおさまってきます。
そのため角栓やニキビが増えたからといって、肌断食を止めないようにしましょう。
※ニキビは菌が影響するため異常が長引く場合は自己判断せず、皮膚科専門医等にご相談ください
過剰なスキンケアが肌を薄くさせて角栓を目立たせる
健康な肌は、不要な角質が垢となってはがれ落ち、それを合図に新しい細胞をつくり出します。
この一連の流れをターンオーバーといい、肌は常に新鮮な細胞をつくり出すことで、健康な肌を維持するのです。
しかし化粧品に頼り続けると角質がはがれ落ちなくなり、新たな細胞がつくられず肌全体が薄くなってしまいます。
肌が薄くなるとふっくらとしたキメが失われ、毛穴や角栓が目立ちます。
健康な肌になると表面にふっくらとしたキメができ、肌の厚みから角栓が見えにくくなります。
しばらくの辛抱ですので頑張りましょう!!
クレンジングを使うと角栓がなくならない
クレンジングに含まれる合成界面活性剤は、肌に必要な皮脂や保湿成分まで削ぎ取ってしまうことでバリア機能を低下させ、肌のバランスを大きく壊してしまうからです。
肌断食をして角栓がなくならない人のパターンには、クレンジングを使用していたり、強い洗浄力の洗顔を使用しているという共通点があります。
ついでながら純石鹸も洗浄力が強いため、肌断食研究所ではオススメしていません。
クレンジングによって乾燥した肌は、皮脂が過剰に分泌されるようになり、毛穴に詰まる要因をつくってしまいます。
角栓は肌の再生が進んでいる証拠
たしかに角栓は、毛穴詰まりやターンオーバーの乱れから発生するので、ないに越したことはありませんが、捉え方によっては肌の再生が進んでいると考えられるからです。
- 皮脂の分泌をおこなうことで、天然のバリア機能を戻そうとしている!
- 過剰なスキンケアがなくなり、ターンオーバーが正常化しようとしている!
- 肌が豊かなキメを育てる準備に入っている!
プラス思考に捉えると、角栓は肌が自分の力で再生を始めた合図でもあるのです。
しかしながら、角栓を放っておいたり間違ったケアをすると悪化させてしまいます。
角栓にならないためにも、肌断食の注意点や対処法をお伝えします!
角栓ができたときの注意点
1.毛穴パックやピーリングはしない
毛穴パックやピーリングは、肌に大きな負担になります。
一時的には角栓が目立たなくなるかもしれませんが、毛穴の一部をはがして傷をつけたり、毛穴が炎症を起こすこともあります。
毛穴ケアの基本は、毛穴に負担をかけないこと。
つまり、特別なケアをしないことです。
2.角栓をムリやり抜かない
角栓をピンセットで抜いたり、指で押し出すのは絶対にしないでください。
角栓をムリやり取ると、毛穴の周りが硬化して毛穴が開いたままになり、毛穴にポッカリと穴が空いてしまうことがあります。
硬化して開いた毛穴に皮脂がたまり、そこに角質が詰まると以前よりも大きな角栓ができるという悪循環になります。
3.肌を強くこすらない、さわらない
強くこするなどの乱暴なケアをすると、毛穴を広げてしまったり、肌への負担からニキビや化膿などのトラブルを起こすこともあります。
また、毛穴を気にするあまり、肌を無意識にさわりがちです。
手についた刺激物や雑菌によって、肌の炎症になることがあるため無意識にさわらないように注意しましょう。
角栓ができたときの対処法
1.夜だけ肌断食で経過をみる
ですから、夜から何もつけない肌断食をはじめて、日中はワセリンやスキンケア化粧品などの保湿剤に頼ることで肌のバランスを大きく崩さないようにします。
肌断食研究所では、日中の保湿は1ヶ月ほどかけて1種類にまで減らすことを推奨しています。
ただ、以前から角栓があったり、肌断食を始めて強い乾燥を感じる場合はターンオーバーが乱れやすいため、数ヶ月かけて保湿剤を1種類に減らしましょう。
2.化粧品はノンシリコンを
主な成分は、シリコンです。
そこで肌断食研究所では、比較的毛穴に詰まりにくく、肌への負担も少ない化粧品を使うことをオススメしています。
■化粧品の四原則
- 石鹸で落ちる
- 界面活性剤無添加
- 紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
- ノンシリコン
化粧品の四原則に沿っていれば、ある程度、角栓を予防できます。
▼肌断食のメイクについて詳しく知りたい人はコチラ▼
3.美容ソルトの洗顔「うつくしお(美塩)」を使う
美容ソルトには、浸透圧と呼ばれる毛穴汚れを取り除く力があります。
肌に美容ソルトをのせて少しなじませるだけで、こすらずに汚れを外に引っ張り出してくれるため、毛穴詰まりがある方にオススメです。
またうつくしお(美塩)は、界面活性剤を使用していないため、過剰に皮脂をとらず、皮脂バランスを保ってくれます。
ガンコな角栓にはやさしくマッサージ
しかしながら通常マッサージは、肌への負担となることがあるので推奨していません。
なぜなら、毛穴トラブルのはじまりは、毛穴の炎症だからです。
ガンコな角栓の毛穴周辺は、硬くなって肥厚しており、角栓が詰まりやすい毛穴になっています。
そのため毛穴を柔らかくしながら、徐々に角栓を取り除いていく必要があります。
■ガンコな角栓ケア
- お風呂で温まり、肌を柔らかくする
- 美容ソルトでやさしくなでるように20〜30秒マッサージ
- 30〜33度のぬるま湯でゆすぐ
■取り組む期間とやり方
- マッサージは、数日に1回のペースで実施
- はじめの1週間は、肌に触れるか触れないかくらい、やさしく撫でるくらいにします
- 2週間目以降に入ってきたら、角栓上部を意識してやさしくマッサージします
- 1〜2ヶ月ほどで、角栓の状態を確認する
ポイントは、肌を傷つけないように、とにかくやさしくマッサージすることです。
肌への負担が増えると本末転倒なので、ある程度、角栓が無くなってきたらマッサージをやめて様子をみましょう。
※肌が赤くなるまでしないでください
※肌に異常を感じたら、マッサージを中止してください
※慢性的な角栓に悩んでいない場合は、マッサージしないでください
注意点は、一気に角栓を取ろうとしては、絶対にいけないということです。
一気に角栓を取ろうとすると、硬化した毛穴にさらに巨大な角栓ができてしまうからです。
たとえば、軽石やヤスリでかかとを削られている方は、一生と言っていいほど、かかとの角質で悩まれます。
それは、一気に削りすぎることで皮膚が再生しようと頑張り、さらに角質がぶ厚くなるからです。
角栓も一気に取ると、同じように繰り返されます。
大切なことは、何事もバランスです。
お肌のバランスは、少しずつ整ってきますので、焦らず腰を据えて取り組みましょう。
【番外編】角栓をどうしても隠したいときは
角栓を隠したいときのオススメの対処法をご紹介します。
- マスク
- サングラス
肌断食初期は、角栓以外にも乾燥など、どうしても見た目が気になることがあります。
鼻や口周り、頬などの角栓はマスクやサングラスで隠してしまいましょう。
紫外線対策にもなり、一石二鳥です。
気になる期間は、隠して肌の再生を待ち、なんとか乗り切りましょう。
ただ角栓は、近くで見ないとわからないものです。
つまり、他人からは気にならないことが多いので、気にしすぎないようにしてくださいね。
【クチコミ】角栓が改善したお客様の声
以前の肌断食では、基礎化粧品等、一切使っていなかったのですが、皮脂の多い部分は角栓だらけで、角栓が積もった状態になったりしました。
毛穴汚れがとれていなかったのですね。今は、美容ソルトを使いはじめて11日目です。
口周りの角栓は見えますが、鼻周りはスッキリして、今まで過剰に皮脂が出ていたのが減った気がします。毛穴が引き締まってきている感じで、嬉しいです(^o^) 黒ずみはあります。
ようやく、洗顔後もあまりつっぱらなくなりました。この調子で、良い方向に向かって欲しいです。
まとめ
角栓は、ターンオーバーが正常化し、皮脂バランスが整うことで解消します。
- クレンジングを使わない
- 毛穴パックやピーリングはしない
- 角栓をムリやり抜かない
- 強くこすらない、さわらない
- 夜だけ肌断食で様子を見る(日中は保湿をして徐々に減らす)
- 化粧品はノンシリコンにする
- 美容ソルトの洗顔を使う
角栓がガンコなときのケア方法
- お風呂で温まり、肌を柔らかくする
- 美容ソルトでやさしくなでるように20〜30秒マッサージ
- 30〜33度のぬるま湯でゆすぐ
マッサージをする場合は、必ず上記項目「頑固な角栓ケア」をご確認ください。
角栓は、数ヶ月程度の時間はかかりますので、腰を据えて肌断食に取り組みましょう!!
加藤憲吾
肌断食研究所株式会社
代表取締役
2009年より化粧品業界に入り、肌をきれいにするはずの化粧品が肌トラブルを誘発しているという矛盾に気づく。
2014年12月、「肌断食」を推奨する化粧品ブランドである肌断食研究所(旧プルミエグラン)を設立。
健康な素肌作りには化粧品は必用なく、適切な洗浄のみでいいという考えを確立し、界面活性剤を使用しない美容ソルトの洗顔料「うつくしお(美塩)(旧プルミエグラン)」の販売開始。
詳しくは、運営者情報と運営者ポリシーや、創業秘話を御覧ください。