肌断食のやり方|成功するポイントからメイク選びまで
これから肌断食を始めようという方は、どのように肌断食をすればいいか分からないかと思います。
「お手入れが洗顔だけなんて不安」
「いきなり、すべてのスキンケアをやめるの?」
「自己流のやり方でいいの?」
こんなご質問をよくいただきます。
そこでこのページでは、肌断食の目的からやり方、注意点までをお伝えします。
目次
肌断食とは
〜肌断食が美肌を作る理由〜
肌断食とは、素肌本来がもつ力を引き出すことで、健康で潤った素肌を作る美容法です。
化粧品に頼るのではなく、素肌を活かしたノーファンデ美肌を目指します。
ここで、まずはじめに知っていただきたいことは、今まで使ってきた化粧品の量や期間にある程度比例して、お肌のバリア機能や代謝が低下している可能性があるということです。
つまりお肌の状態によって、肌断食のペースや効果には個人差がでます。
肌断食とは、化粧品のように上から取り繕うのではなく、肌の根本からアプローチするため、時間をかけて取り組むことが必要です。
とくに肌断食初期(半年程度)は、お肌が安定しないことがあり、不安になってしまう人もいますので肌断食の目的から確認しましょう。
肌断食の目的
肌断食の目的は、健康な素肌を作ることです。
健康な素肌はとても美しく、このような特徴があります。
- ふっくらとしたキメが整う
- 毛穴が目立たない
- 素肌の水分や油分だけで潤う
- 肌に透明感がでる
健康な素肌は、バリア機能が高まることで肌トラブルにもなりにくいという、まさに理想の状態と言えます。
肌断食の目的とは、美しい素肌を手に入れるために、健康な素肌を保つことです。
そのためには、過剰に化粧品に頼らないことや、お肌への負担を減らすこと、素肌の代謝を高めることが必要になります。
化粧品をやめることは(もしくは減らすことは)、あくまで健康な素肌を作るための手段になりますので、あなたに合った方法で上手に化粧品と付き合っていきましょう。
肌断食の基本
スキンケアの基本とは、お肌に負担になっているものを省いていくという、「引き算」をすることになります。
決して、上から与えることが大切ではありません。
むしろ与えることは、お肌が自ら美しくなろうとすることを防いでしまい、負担を与えることになってしまいます。
お肌の負担を減らすことで、自らもっている素肌本来の力を発揮することができます。
そのため、まずはお肌の負担になっているものを理解し、引き算をすることが肌断食の第一ステップです。
はじめにクレンジングをやめる
まずはじめに、クレンジング(メイク落とし)をやめましょう。
理由は、クレンジングに使用されている合成界面活性剤の洗浄力や分解力は、メイクなどの化粧品を落とすだけでなく、肌の保湿成分までそぎ取ってしまうからです。
お肌の保湿成分とは、細胞間脂質(セラミド)と天然保湿因子(アミノ酸)の2つ。
この保湿成分は、体内の水分が蒸発しないように乾燥から守っているだけではなく、外界から体内に異物が入らないように守るという「バリア機能」としての役割も果たします。
クレンジングによってお肌の保湿成分が失われると、乾燥するだけでなくバリア機能が低下するため、異物や刺激からお肌を守ることができず、肌荒れなどのさまざまなトラブルにつながってしまいます。
つまり美肌作りには、バリア機能を高めることが必須になるのですが、クレンジングはバリア機能を壊してしまう洗浄力があるということです。
また、細胞間脂質(セラミド)と天然保湿因子(アミノ酸)は、毎日の代謝によって作られるものであり、化粧品によって補えるものではありません。
ですから、肌の保湿成分を自ら削ぎ取らないことは、美肌を保つうえでとっても大切なポイントになります。
肌断食研究所では、クレンジングを使って美肌を目指すというのは、とくにお肌が弱い人は難しいと考えています。
そのため、一日も早く、クレンジングをやめましょう。
メイクなどの化粧品選び
クレンジングをやめるということは、メイクなどの化粧品を見なおす必要があります。
もちろん肌断食では、夜だけではなく日中も何もつけないことが理想です。
しかしながら、バリア機能が低下しているキメの整っていない状態では、はじめからスッピンで過ごすことは難しいと思います。
そこでメイクなどの化粧品は、化粧品の四原則に沿ったものの使用をオススメしています。
■化粧品の四原則
- 石けん(お湯)で落ちる
- 合成界面活性剤無添加(オイルフリー)
- シリコン無添加(ノンシリコン)
- 紫外線吸収剤無添加(ノンケミカル)
四原則に合ったメイクを使うことで、お肌への負担も軽減され、毛穴も詰まりにくくなります。
ファンデーションを見なおす
四原則に合ったメイクは、ファンデーションであれば、パウダータイプ(ミネラルファンデ等)になります。
リキッドタイプやクリームタイプなどの液体状のファンデーションは(BBクリームなども)は、界面活性剤やシリコンなどを含むものが多いので、日常での使用を控えます。
日中の紫外線対策をしたい場合は、紫外線散乱剤という日焼け止め成分が配合されたパウダーファンデーションを使用するといいでしょう。
化粧下地は使わない
化粧下地といわれる化粧品は、リキッドタイプのファンデーションと成分が変わらないものがほとんどです。
そのため、お肌へ大きな負担を与える可能性があるため、使用しないことを推奨しています。
メイクのノリが悪いというような場合は、メイク前に化粧水やワセリン、馬油などをできるだけ薄く付けましょう。
これらの保湿は、複数つけるのではなく、どれか1種類までにすることがポイントです。
▼より詳しく知りたい人はこちら▼
肌断食のメイクについて
日焼け止めと紫外線対策
日焼け止めは、スキンケア化粧品と同様に必需品と思い込んでいる女性が多いようですが、大きな誤解です。
もちろん、日焼け止めが必要な場面はありますが、紫外線よりも日焼け止めの刺激がお肌に負担になっていることがよくあります。
通常、日光(紫外線)に当たる時間が、「真夏の日中」であったとしても、15〜20分程度であればシミになるような害になることはありません。
10〜4月くらいの紫外線が弱くなる時期であれば、日中でも1時間ほどは害にはなりません。
また、紫外線はビタミンDを作り、骨を強くする効果があります。ですから、紫外線に過剰に怯える必要はないのです。
お肌にもっともやさしい紫外線対策は、日傘や長袖、帽子など物理的に防ぐこと。30分程度の外出であれば、物理的に防げば十分でしょう。
物理的に紫外線を防ぐだけでは日焼けが心配な場合は、「紫外線散乱剤」入りのパウダーファンデーションで防ぐようにしましょう。
※パウダータイプの日焼け止めでも可
※紫外線吸収剤は使用しないようにしましょう
日焼け止めをつける主な場面は、レジャーや屋外でのスポーツ、長時間の外出時などです。
日焼け止めは、必要なときだけ使用することで、お肌にやさしい環境を作ることができます。
▼より詳しく知りたい人はこちら▼
肌断食の紫外線対策(日焼け止め)について
スキンケア化粧品を見なおす
日常的にクレンジングやリキッドファンデーション、化粧下地、日焼け止めを使っていれば、お肌へは大きな負担がかかっています。
しかしながら、スキンケア化粧品を多用していれば、同じくらいお肌へは負担がかかっています。
もしあなたが、スキンケア化粧品を3種類以上つけているとしたら、お肌の代謝が大きく低下しているとお考えください。
ただ、1つのみであっても、クリームをべっとりとつけているとしたら、数種類の化粧品を使用しているのと同じような負担がお肌にかかります。
たくさんのスキンケアに頼ってきた人は、素肌本来の力を引き出す時間が必要になるため、焦らずにゆっくりとスキンケア化粧品を減らしましょう。
乾燥が気になる場合はワセリンを
肌断食をはじめた当初は、バリア機能や代謝も低下していることが多いため、乾燥が気になることがあります。
乾燥を感じる場合は、ワセリンをオススメします。
ワセリンを使う目的は、「バリア機能が低下したお肌を守るため」ですから、美容クリームである必要はありません。
美容成分をいくらお肌につけたとしても、栄養として取り込まれることはないため、スキンケア化粧品でなくていいのです。
しかしながら、今お使いのスキンケア化粧品を少しずつ減らしていくというもの、一定期間であればいいかと思います。
もし、ワセリンの使用感が好まない場合は、馬油を代用するといいでしょう。
ニキビでお悩みの方
ニキビは、皮脂が過剰に排泄されていることから、ワセリンを含むオイル系の化粧品と相性がとても悪くなります。
そのためニキビで悩む方は、オイル系の化粧品の使用を控えることをオススメします。
またニキビは、毛穴詰まりがあることや、炎症が起きていることから、なるべく何もつけないに越したことはありません。
もし乾燥を感じるという場合は、ワセリンではなくオイルフリーの化粧水を使うようにしてください。
夜だけ肌断食から
お肌は寝ている間に代謝します。
この夜の時間に毛穴が通っていることでお肌は代謝し、朝起きたときは素肌の油分でしっとりのお肌を作るのです。
ですから夜は、しっかりと代謝できるように何もつけない素肌で就寝することが、何より大切になります。
毛穴が通った代謝のいい肌は、柔らかくなってつっぱりません。
また、寝ている間に代謝が高まることで、翌朝起きたときはしっとりとします。
この夜の肌断食を毎日続けることが、美肌作りにはもっとも大切です。
何もつけないことが心配な場合や、つっぱり感が気になる人は、オイルフリーの化粧水を少量つけてもいいでしょう。
注意点は、決してワセリンやクリームなどの油分で、毛穴にフタをしないでください。
肌断食の経過や流れ
お肌の状態や生活環境もひとそれぞれのように、肌断食もご自身に合った方法にカスタマイズしていくこと必要です。
肌断食研究所がオススメする、肌断食のペースをお伝えします。<>
■数日から1週間
夜、素肌で就寝することに抵抗を感じる場合は、オイルフリーの化粧水のみをつける。
早い方は、つっぱり感も感じなくなってきます。
↓
■1ヶ月後
徐々に化粧品を減らし、1ヶ月後にはスキンケア化粧品を1種類までに減らします。
(ワセリンでも可)
↓
■数ヶ月後
「化粧水いらないじゃん!!」と多くの方が感じる時期になります。
↓
■半年後
お肌が安定してきて、ファンデーションなどのメイクを減らし始めるにはちょうどいい時期。
「今までスキンケア化粧品に頼ってきたのは何だったの?」と感じることも。
ナチュラルな美しさを目指しましょう!!
↓
■1年〜数年後
素肌がサラサラ、憧れのノーファンデに!!
まずは半年間ほど肌断食を継続し、その経過状況を見てみましょう。
きっと「私の素肌って気持ちいい!」ということを実感していただけると思います。
肌断食の2つのポイント
肌断食に成功し、健康で潤った素肌になるためには、2つのポイントがあります。
そのポイントとは、「毛穴」と「お肌の代謝」になります。
出口である「毛穴」をきれいに保ち、夜の代謝をしっかりとさせてあげることが美肌つくりには最も大切です。
しかし、、、
化粧品に頼ってきたお肌は、毛穴詰まりがあったり、お肌そのものが弱っていたりします。
※購入者アンケートでは、70%以上のお客様が毛穴にお悩みと回答しています
毛穴詰まりがあると素肌の油分を出すことができないため、お肌は代謝することができません。
また、毛穴詰まりを取るために洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使用すると、お肌に必要な皮脂まで取ってしまい、バリア機能を低下させてしまいます。
そこで、、、
界面活性剤を使用せず、美容ソルトの浸透圧により毛穴汚れを引っ張り出すという新発想の洗顔料ができました。
それが、美容ソルトの洗顔料「美塩(うつくしお)」です。
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肌断食専用の洗顔料
「美塩(うつくしお)」